【プロ野球】NTTドコモ、読売新聞社、読売巨人軍とAPN IOWN 1.0を活用した東京ドームにおける巨人戦をリアルタイムで映像配信する実証実験を実施
2024年09月19日 スポンサーシップ/パートナーシップ チーム/リーグ経営 テクノロジー/デジタル Written by 管理者
株式会社NTTドコモは、株式会社読売新聞東京本社、株式会社読売巨人軍と、オフィシャルDX推進パートナー契約(※1)の取り組みとして、世界初(※2)となる「IOWNを活用した新たなプロ野球観戦」の創出を目指した「APN IOWN 1.0(※3)を活用した東京ドーム巨人戦をリアルタイムで映像配信する実証実験(以下、本実証)」を9月18日に実施した。
読売新聞社、読売巨人軍がパートナー企業との協業において、「IOWN」(※4)を活用して巨人戦の試合の中継映像を東京ドームの場外で利用することは今回が初となる。
背景
ドコモは、読売新聞社、読売巨人軍と2023年10月から、プロ野球の試合を現地で観戦していない人でも没入感をもって楽しめるよう、「IOWN」を活用した新たなプロ野球観戦の検討を開始した。「IOWN」の特性である「大容量」と「低遅延」の特性を生かして、高解像度な中継映像だけでなく、選手のバッティングやピッチングなどをさまざまな角度からの視点に切り替えることができる自由視点映像や球場内の観客席を映した没入映像などの複数の映像を、現地から直接壁と床が映像で囲まれた空間(※5)(以下、没入空間)に同時に伝送。これにより、球場で試合を観戦しているかのような体験ができる世界初の「IOWNを活用した新たなプロ野球観戦」の創出を目指す。本実証の結果を基に、マンションの共用施設等での提供の検討を進める。
本実証の概要
巨人戦の中継映像やボリュメトリックビデオ(※6)などをAPN IOWN 1.0によりリアルタイムで没入空間へ伝送を行い、伝送時の映像トラブル有無および没入空間の構成等を検証する。
検証項目
(1)APN IOWN 1.0による中継映像・ボリュメトリックビデオの伝送(※7)
・APN IOWN 1.0により、日本テレビ(※8)から中継映像を、東京ドームからボリュメトリックビデオをリアルタイムでShibuya Sakura Stageの没入空間へトラブルなく伝送できるかを検証
(2)中継映像・ボリュメトリックビデオ・没入映像を組み合わせた没入空間の検証
・中継映像・ボリュメトリックビデオ・没入映像を組み合わせることで、没入空間が構成できるかを検証
・ボリュメトリック映像を指定したカメラアングルへスムーズに切り替えることができるかを検証
実証実験での各社の役割
ドコモ
・本実証における没入空間の企画・開発
・サービスの技術および事業性等の検証
・NTT東日本の技術協力のもとにAPN IOWN 1.0の利用
読売新聞社および読売巨人軍
・サービスの事業性等の検証
・読売巨人軍の試合映像およびボリュメトリックビデオの提供
今後、没入空間に「FEEL TECH」などのドコモの技術やNTTグループの技術を掛け合わせ、アーティストをはじめとするさまざまなIPやドコモが運営する「IGアリーナ(※9)」などのアリーナに活用していくなど、新たなライブビューイングの検討も進める。
ドコモは、読売新聞、読売巨人軍とオフィシャルDX推進パートナーとして、新たな野球観戦スタイルの創出を目指すとしている。
※1 オフィシャルDX推進パートナーについて⇒https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2021/03/18_01.html
※2 2024年8月1日現在、ドコモ調べ
※3 APN IOWN1.0 とは、NTT東日本とNTT西日本が2023年3月に提供を開始した、通信ネットワークの全区間で光波長を専有するオールフォトニクス・ネットワーク(All-Photonics Network)サービス。詳細⇒https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20230302_01.html
※4 IOWN とは光を中心とした革新的技術を活用し、これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信ならびに 膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想。詳細⇒https://www.rd.ntt/iown/
※5 今後、没入空間の構成については変更になる可能性がある
※6 ボリュメトリックビデオは、キヤノン株式会社の技術で撮影・制作された映像です。キヤノンが開発したボリュメトリックビデオ技術は、選手や演者の動きを3次元データに変換することで、あらゆる方向から見た映像を鑑賞できるようにする技術で、バッティングや走塁、華麗な守備連携など、さまざまなシーンのライブ映像やリプレイ映像を、360度自由なカメラワークで制作することが可能。詳細⇒https://global.canon/ja/vvs/
※7 本実証では、没入映像についてはShibuya Sakura StageにてAPN IOWN 1.0を使用せずに投影
※8 日本テレビ放送株式会社は、読売巨人軍の試合中継映像の放映権を保有
※9 「IGアリーナ」は愛知県名古屋市で2025年の夏に開業予定。世界で初めて、開業時から「IOWN」実装のアリーナになる予定
●このニュースの詳細はこちら。(株式会社NTTドコモ HPより)
https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_240918_00.pdf
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