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【車いす陸上】ジェイテクト、ONI BEARINGの技術を車いす陸上競技用軸受に活用。車いす陸上・鈴木 朋樹選手に提供

2024年07月13日 Written by 管理者

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株式会社ジェイテクトは、ロードバイク用高性能セラミックボール軸受「ONI BEARING」の低トルク技術を応用した車いす陸上競技用軸受を新開発し、車いすトラックと車いすマラソンの二刀流で活躍する鈴木朋樹選手(トヨタ自動車株式会社所属)に提供する。

車いすマラソンは平均時速が31.7kmと原付バイクに相当するスピードであり、下りコースに至っては時速80kmにも到達する高速でのレース展開が見どころだ。車いすマラソンにおいては選手の力とともに、その力を最大限に引き出す車いすレーサーの性能も競技の勝敗を左右するといわれる。

今回、鈴木選手の声を開発に生かして、車いすマラソンでの勝利に貢献する軸受技術のソリューションを提供。ジェイテクトが新開発した軸受が鈴木選手の力強い走りに貢献する。


鈴木朋樹選手のコメント
ONI BEARING、めちゃくちゃいいです! 触った瞬間に他の軸受との違いを感じました。スタートもそうですが、特に下り坂での違いが大きいです。他の選手と比べてもスピードが落ちないですね。下り坂で漕ぐ回数を減らせるので、後半に体力を温存できることがうれしいです。当初、後輪のみONI BEARINGを搭載していただいたところ、後輪の性能が良くなった分、前輪との差が気になるようになってしまいました。そこで、前輪にもONI BEARINGの搭載をお願いしました。

<鈴木朋樹選手プロフィール>
1994年6月14日生まれ、千葉県館山市出身。生後8カ月のときの交通事故により脊髄を損傷。4歳のときに両親のすすめで車いす陸上に出会う。

2015年:
・世界パラ陸上競技選手権大会出場
・東京マラソン(車いすの部) 2位
2016年:
・日本パラ陸上選手権1500m 2位
・ジャパンパラ陸上競技大会800m 優勝
・関東選手権800m 優勝
・大分国際車いすマラソンT34/53/54クラス 2位
2017年:
・東京マラソン2017 3位
・世界パラ陸上競技選手権大会 800m 5位(日本人唯一)、1500m 7位入賞(日本人唯一)
2019年:
・ロンドンマラソン(兼世界選手権) 3位
2020年:
・東京マラソン 優勝(大会新記録)
2021年:
・東京2020オリンピック 4×100mユニバーサルリレー 銅メダル
・大分国際車いすマラソン 2位(日本人1位:日本記録樹立)
2024年:
・パリ2024オリンピック 出場内定


車いす陸上競技用軸受について
<車いすレーサーおよび車いす陸上競技用軸受の開発背景>
トヨタグループでは、パラアスリート支援の一つとして、グループ各社が持つクルマづくりの技術を結集した用具開発を行っている。ジェイテクトにおいては、トヨタ自動車株式会社ならびに、日本を代表する車いすメーカーである株式会社オーエックスエンジニアリングをはじめとする各社とともに「もっといい車いすレーサーづくり」を推し進めていた。2022年8月に発売したロードバイク用高性能セラミックボール軸受「ONI BEARING」で培った他社を凌駕する圧倒的な低トルク性能を生かして、車いすレーサーに適応する軸受を新たに開発した。

<車いす陸上競技用軸受の特長>
「勝利のためのより良いソリューション創出」にこだわり、鈴木選手の声を反映した高性能な軸受を新開発した。
・軸受周りの周辺構造を見直し、高速レースへの耐久性を向上
・軸受レイアウトおよび仕様の最適化により最軽量を狙った構成で、車いすレーサーの性能向上に貢献
・ONI BEARINGの技術により従来品比で30%以上の転がり抵抗損失の低減

ジェイテクトのスポーツ支援について
ジェイテクトは企業活動を通じて社会課題を解決し、「地球のため、 世の中のため、お客様のため」に貢献する企業であり続けるという思いを込めて策定した「ジェイテクトの基本理念」に基づき、「ジェイテクトグループ社会貢献活動方針」を定めている。社会貢献活動の一環として、地域社会への貢献や競技振興を目的に、企業スポーツ活動や個人アスリート支援を続けている。

大同生命 SV.LEAGUE(バレーボール)に参入するジェイテクトSTINGS愛知には、日本代表の関田誠大選手、村山豪選手、高橋和幸選手が、2024年2月に国内最高峰のバドミントンリーグS/Jリーグで優勝したジェイテクトStingersには、日本A代表の西本拳太選手および日本B代表の小川翔悟選手が所属。女子レスリング部には志土地真優選手(東京2020オリンピック女子53kg級金メダリスト)と愛知県刈谷市出身の松雪泰葉選手が所属するなど、世界トップレベルの選手の活躍を支えている。また、日本リーグ男子を戦うソフトボール部のほか、近年は女子プロゴルファーの青木瀬令奈選手、清本美波選手、成田美寿々選手やアマチュアの菊田ひな選手の支援を行っている。

今後も、人々の心身の健全な発達とスポーツ文化の維持発展のため、より多くの人が多様なスポーツに関わることができる環境づくりに貢献するとしている。



●このニュースの詳細はこちら。(株式会社ジェイテクト HPより)
https://www.jtekt.co.jp/news/2024/003928.html


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