【書籍紹介】体育がきらい
2024年01月16日 書籍紹介 Written by 管理者
先生はエラそうだし、ボールは怖い!
体育なんか嫌いだ!という児童生徒が増えています。なぜ、体育嫌いは生まれてしまうのでしょうか。
授業、教員、部活動。問題は色々なところに潜んでいます。そんな「嫌い」を哲学で解きほぐせば、体育の本質が見えてきます。強さや速さよりも重要なこととは?
「『体育』なんて好きにならなくてもいい」のです。最も重要なことは、みなさんが多様な他者とともに、自分自身のからだで、賢く、幸せに生きていくことです。そのためにも、たとえ体育の授業や先生、運動部やスポーツが嫌いになったとしても、みなさん自身のからだだけは、どうか嫌いにならないでください。(「おわりに」より)
【目次】
はじめに
「体育ぎらい」への変なメッセージ?/これまでの体育ぎらい本との違い/「嫌い」と「好き」のあいだ
第一章 「体育ぎらい」のリアル
嫌いな教科第三位/「体育ぎらい」は昔から/二五〇〇年前のことを学ぶ意味/
「体育ぎらい」をリアルに考える/なぜ「体育ぎらい」は目立つのか/
「体育ぎらい」の原体験/からだの「かけがえのなさ」と「かえられなさ」/
身体観=からだをどのように見ているか/健康診断と筋トレの身体観/
スポーツジムやフィットネスクラブの人気/体育の敗北?/花火と踊るちびっ子/
「体育ぎらい」と「運動ぎらい」/なぜ体育が嫌いになってしまうのか
第二章 体育の授業がきらい「規律と恥ずかしさ」
体育授業のイメージは「失礼シマース」?/「体育座り」のイロイロ/
規律としての体育座り/整列、行進、身だしなみ/
「跳び箱を跳ばなきゃダメ?」という難問/歴史をたどれば「体育=体操」だった/
「なんで踊らないといけないの?」という難問/いわゆる「公開処刑」について/
恥ずかしさの誕生/恥ずかしさと社会性/からだの記憶/本当は先生も恥ずかしい/
恥ずかしさと他者/他者を感じるための運動
第三章 体育の先生がきらい「怖くても、ユルくても」
「先生が嫌い」と「教科が嫌い」/先生の「イメージ=像」/
よく見られる残念なイメージ/怖そう――体育の先生と暴力/
偉そう――生徒指導という役割/命令口調がイヤ/体育の先生は軍人的?/
体育の先生はスポーツのコーチっぽい?/
「君が論じている体育の先生は、男だけだよね」の衝撃と反省/
ユルい体育の先生の姿/ユルい先生が「体育ぎらい」を生む?/
先生の空回り、もしくは不幸なすれ違い/そもそも体育を好きにさせる必要はある?/
「体育教師らしさ」の問題
第四章 運動部がきらい「体育教師らしさの故郷」
体育の先生と運動部活動/「体育教師らしさ」と運動部の関係/体育の先生は部活が好き/
「部活=運動部」というイメージの強さ/帰宅部ってなんやねん!/
運動部に所属しているか否か、それが問題だ?/「運動部が嫌い」を分けてみる/
運動部じゃないけど運動部が嫌い/運動部活動と暴力の問題/
生徒をコントロールしているという錯覚/「専門バカ」の「体育ぎらい」/
体育の授業はレベルの低い運動部なのか/運動部活動と体育の授業は関係ない/
運動部の価値は、やってもやらなくてもよいこと/部活をやめて体育の先生になる/
運動部活動と体育授業の共通点
第五章 スポーツがきらい「残酷で、すばらしい文化」
スポーツは気晴らしである?/スポーツ、この残酷なるもの/
「Bちゃんがチームにいたら勝てない」/競争しなきゃダメなのか/
プロ選手から考える/ドッヂボールは野蛮?/ゲームの内と外/
スポーツで何が育つのか/スポーツは人を育てる……とは限らない/
スポーツは一つの文化(でしかない)/体育はスポーツなのか/
オリンピックってみんなに必要?/スポーツの「非社会的な魅力」/
そもそも体育とスポーツは関係ない/生涯スポーツと言われても……/
でもやっぱりやらなきゃ始まらない
第六章 そもそも運動がきらい「だからこそ、からだに還る」
「外で遊びなさい」=「運動しなさい」/健康やダイエットのための運動?/
ちょっと待った、そもそも「運動」とは/「運動=スポーツ」という幻想/
「歩く」は難しくてスゴイこと/文字を書きボールを投げる、運動の豊かさ/
できるようになる=身体技法の獲得/一つの身体技法としてのスポーツ/
階段かエレベーターか、からだが選んでいる/からだが変わると世界が変わる/
運動って面白いはず/「からだが私」という考え方/からだが変わるとは私が変わること/
変わることは怖いこと?/力を入れるだけでなく抜くことも大事/
体育で「寝方」を学ぶ?!/強くでも速くでもなく「賢く」/
この「からだ」で動きながら生きていく
おわりに
走れない彼と一緒に、ひたすら歩いた授業/「からだ」は嫌いにならないで!/さいごに
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【募集職種】ランニングイベント営業・コンサルティング❏大会運営 大会運営のあらゆる課題を、ワンストップでフルサポート 大会概要作成、エントリー、募集広報、競技運営、記録計測、記録証発行などの大会運営業
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実施場所:京都市内の公立中学校実施時期:2024年8月~2025年2月活動内容:休日の部活動を地域クラブ活動化し、学校管理外とした練習及び大会引率等の実施業務 :スケジュール調整、種目指導、活動報
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【募集職種】 編集・ライティング 【業務内容】 自社メディアのコンテンツディレクター (雑誌&WEBメディアの編集・企画・ディレクション) 【応募資格】 大卒以上 職種未経験NG 業種未経験OK〈必