【地域スポーツ】JSPOが「地域スポーツの活性化プラットフォームの構築にむけた市区町村体育・スポーツ協会調査」実態調査結果を公表
2022年06月24日 その他 Written by 管理者
スポーツを「する」「みる」「ささえる」ための環境づくりを行う公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)は、『地域スポーツの活性化を推進するための「プラットフォーム」の構築』に向けた基礎資料の作成のために、市区町村体育・スポーツ協会の課題に関する調査を初めて実施した。
【調査結果から得られた市区町村体育・スポーツ協会の主な課題】
1. 組織形態
全体の74%が法人格なし
2.法人格の取得意向
法人格なしの団体の87%が取得する意向なし。
3.運営形態
全体の41%が任意団体であり、事務局を他団体が担当。
4.事務局運営団体(他団体が事務局を運営している場合)
他団体が担当している場合、78%が教育委員会が運営。
5.予算額
予算額は全体の50%が500万円未満(2021年度)。
6.事業運営上の課題
「人材リソース(資源)の確保」が課題と回答した団体が最も多く、次に「自主財源の確保」が多い。
7.今後の事業計画
全体の84%が現状の事業を継続。
JSPOでは、今後の地域におけるスポーツの推進の中核を担う主体として、「市区町村体育・スポーツ協会」の役割は極めて重要であるという認識から、その実態を詳細に把握することを目的として、今回の調査を初めて実施した。
調査の結果、市区町村体育・スポーツ協会の形態・規模等が多様であることをあらためて確認。現状では、法人格を有する団体は少なく、多くの団体の予算規模が小さいため、地域スポーツの中核を担うことは困難な団体がある。
一方、今後、運動部活動の地域移行が進み、地域スポーツ体制も大きく変わることを踏まえると、市区町村体育・スポーツ協会が地域においてスポーツ体制の一角を担い、その役割を積極的に担うことが大いに期待される。
JSPOとしては、都道府県体育・スポーツ協会と連携・協働し、地域におけるスポーツ推進の体制づくりのため、市区町村体育・スポーツ協会の望ましい在り方を検討していくこととしている。
なお、本調査は、スポーツ庁の国庫補助金を活用して実施された。
調査や結果の詳細は、下記ページ掲載の報告書(PDF)で確認できる。
https://www.japan-sports.or.jp/news/tabid92.html?itemid=4586
調査概要
対象:都道府県体育・スポーツ協会および同協会に加盟する市区町村体育・スポーツ協会
期間:2021年11月22日(月)~12月24日(金)
記事元:PR Times
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