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【ヘルス】サッカー元日本代表の鈴木啓太氏が代表を務めるAuBが、京セラや大正製薬などから3億円の資金調達を実施

2022年06月01日 Written by 管理者

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サッカー元日本代表の鈴木啓太氏が社長を務めるバイオベンチャーのAuB株式会社は、京セラ株式会社や大正製薬株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、静岡キャピタル株式会社を引受先とする第三者割当増資で、3億円を調達した。同社が投資会社や大手メーカーから出資を受けるのは2回目で、今回の増資により創業からの累計資金調達額は約7億1000万円となった。

AuBは、「すべての人を、ベストコンディションに。」をミッションに掲げ、アスリートの腸内細菌データの研究から、科学的アプローチに基づいた「菌を摂る・育てる・守る」のメソッドを、一般の人々にも取り入れやすいかたちで提供し、誰もがいつまでも夢に向かって暮らせる健康的な社会の実現を目指している。

同社では、アスリート特有の腸内環境が、ヒトの腸内環境の理想的な姿であることを4年間かけて発見。同社が保有するアスリート腸内細菌のデータ数は世界ナンバーワンで、大学・企業と研究開発を重ね、機能性や品質を科学的に追求した商品・サービスを提供している。現在は、主に独自の菌素材を活用した栄養補助食品や食品のD2Cフードテック事業を中心に進めている。新規事業としてアプリやデバイスを用いたヘルスケアサポートの展開や、スポーツ・ヘルスケア・教育を結びつける事業展開も構想しており、多岐にわたるライフサイエンスカンパニーを目指している。

資金調達の背景
調達した資金は主に、腸内フローラをケアする栄養補助食品やヘルスケア製品などの製品開発および、事業拡大に向けた人材採用などに充てられる。現在販売中のサプリメントやプロテインに加えて製品ラインアップと製品群を拡充し、事業拡大を図る。

京セラと大正製薬とは業務でも提携する。京セラとは腸内環境を予測する臭気センサーの共同研究を進め、大正製薬とは同社の知見を活用した食品関連の商品化が検討される。大正製薬と三菱UFJキャピタルからは、事業開発段階にあたる「シリーズA」の資金調達(2019.9発表)でも出資を受けており、それ以降、大正製薬とはフードテック製品の共同開発が進められている。今回初めて出資を受ける京セラとは、腸内フローラに関する共同研究の契約を締結(2020.2発表)しており、それ以降、同社保有のAI技術を使用した、便の臭気から腸内環境の傾向を予測するシステムやデバイス構築等に関する研究を行っている。京セラから出資を受けるのは今回が初めて。


京セラ株式会社 理事、稲垣正祥氏のコメント
「私たちのお腹には100兆個もの腸内細菌が棲むという。太古の昔から人類とともに生き、ともに進化して来た彼らは、生まれてたかだか数十年の私たち以上に、私たちのことを知っているのかもしれない。その証拠にさまざまな病気やアレルギー、睡眠、更には笑ったり怒ったり悲しんだりなど、自分ではどうにもコントロールできない心の問題にまで彼らが関わっているらしいことが、最近になって次々と明らかになっています。腸内細菌を知ることは人間を知ることなのです。人と腸内細菌が共生することで現在の繁栄を築いたように、京セラとAuB社は共に力を合わせ、全ての人々が健康で幸せに暮らせる世界の実現を目指します」

AuB株式会社 代表取締役、鈴木啓太氏のコメント
「2015年10月の創業から研究開発先行型のバイオベンチャーとして知見を蓄えてきました。これまでの地道な研究が実を結び始め、いよいよ企業として成長フェーズに入ります。続々と新商品開発に着手しながら、採用にも注力しており、すでに研究開発部門の人員を補充したほか、商品開発やコミュニティづくりを担うマーケティング部などの人員強化に乗り出しています。今回の資金調達で、組織全体を底上げしながら、より一層のスピードと完成度を持って事業を進めていきます。アスリートの健康的な腸内環境を解明し、人々の健康に寄与するという、誰も到達したことのない、面白そうな世界を開拓してまいります」


●このニュースの詳細はこちら。(AuB株式会社 ホームページより)
https://aub.co.jp/archives/4093


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