【大学スポーツ】早稲田大学とファナティクスがパートナーシップ契約締結、公式オンラインショップもオープンへ

2021年11月17日 スポンサーシップ/パートナーシップ マーチャンダイジング 育成,教育/スクール産業 Written by 管理者

世界最大級のデジタルスポーツプラットフォーム企業であるFanatics Inc.の日本法人、ファナティクス・ジャパン合同会社と、早稲田大学は、双方の経営資源を活用し、スポーツマーチャンダイジングビジネスの革新と飛躍的な発展を目的としてパートナーシップ契約を締結した。

パートナーシップ契約の内容と意義
ファナティクスは、MLB, NFL, NBA, NCAAをはじめとする米国スポーツリーグ、マンチェスターユナイテッドやパリ・サンジェルマンをはじめとする欧州サッカークラブのグッズの企画製造・販売を行う世界最大級のスポーツライセンスマーチャンダイズ企業であり、ファナティクス・ジャパンはファナティクスのアジア全体での事業展開を進める拠点として設立され、日本では2019年から福岡ソフトバンクホークスと戦略的パートナーシップを締結したのを皮切りに、2020年からはJリーグ初となる清水エスパルス、2021年からは北海道日本ハムファイターズとパートナーシップ契約を締結するなど国内での事業を拡大している。

米国における大学スポーツ関連市場の成長は目を見張るものがあり、ファナティクスでも最も成長している事業領域となっている。ノートルダム大学、テキサス大学、フロリダ大学、オレゴン大学を含む全米100以上の大学と提携している。今回米国外の大学と提携するのは初となる。

この取り組みは、2022年が早稲田大学の前身である東京専門学校に体育部（現・競技スポーツセンター）が設置された1897年から125年目の年にあたることを記念して開始したプロジェクト「BEYOND125」の一環。これまで大学スポーツ界をリードしてきた早稲田スポーツだが、近年は一般学生や一般校友の観戦数が減少、ファンの固定化や高齢化といった課題を抱えている。さらにコロナの影響で一般学生と大学の分断といった問題が生じる中で、スポーツを通じ、大学の一体感の醸成を目指していく中長期のプロジェクトとなる。

本締結によってファナティクスは、早稲田大学のファンエンゲージメントの強化を支援する。具体的には、早慶戦やラグビー大学選手権、箱根駅伝などスポーツイベントでの応援グッズ展開、オンラインストアの構築を通して収益化を図る。バリエーション豊富な品ぞろえ、記録達成時などに即時に記念グッズを最速で届けるファナティクス独自の「ホットマーケット」は、提携するプロ野球球団、Jリーグクラブのファン好評で、早稲田ファンにもこれまでにない顧客体験を提供するとしている。

早稲田大学 総長、田中愛治氏のコメント
「米国でアメリカンフットボール強豪校のOhio State Universityに長く留学した経験から、大学スポーツが学生・教職員・卒業生と町の人を一体化させる機能を果たしていることを肌で感じました。2022年に早稲田スポーツは125歳を迎えます。この年は、奇しくも大隈重信没後100年にあたる年でもあります。みんなで早稲田スポーツグッズを身に着けて応援し、体育各部と大学関係者全員との一体感を復活させて、大学スポーツの新しいモデルを示していきたいと思います」

ファナティクス・ジャパン合同会社 マネジング・ディレクター、川名正憲氏のコメント
「昨今、日本の大学スポーツ収益化がスポーツ振興の中でも大きなテーマとなっておりますが、伝統があると同時に強固な在校生・卒業生ネットワークを有する早稲田大学と体育各部横断的に取り組めることとなり、大変光栄に存じます。これから、オフィシャルサプライヤーであるアシックス様の商品をはじめ、在校生・卒業生・そして全国の早稲田ファンの皆様にとって喜んでいただける商品を準備してまいります。個人的にも、六大学野球OBとして大変感慨深いものであり、今後大学スポーツ、ひいてはアマチュアスポーツ全般の発展に寄与する第一歩となれるよう尽力してまいる所存です。早稲田関係者、ファンの皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます」

記事元：PR Times