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【プロ野球】日本ハムファイターズと電通が未来のリモート観戦席「Future Box Seatβ」の実証実験開始

2020年07月08日 Written by 管理者

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株式会社電通は、スポーツをはじめエンターテインメント領域におけるファン起点でのDX(デジタルトランスフォーメーション)をさまざまなステークホルダーと共に実証実験を行いながら推進する。第1弾として、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、多くのプロスポーツで無観客試合や観客の人数制限が行われていることに対し、ロボットを活用したリモート観戦席「Future Box Seatβ」の実証実験を、株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント(※)と共に、7月14日開催のプロ野球公式戦(@札幌ドーム)で行う予定だ。
(※北海道日本ハムファイターズ、日本ハム、電通の3社で、新球場「北海道ボールパーク」を保有・運営することを目的に2019年10月に設立した会社)

この取り組みは、感染症拡大防止のため球場での試合観戦を楽しめないスポーツファンに、まるで現地で観戦しているかのような体験を、ロボットを通じて提供するサービスの実現を目指したもの。テレビによる放送やインターネットによるデジタル放送の映像体験とは異なる、現地の観戦体験をファンに提供する。そして、ファンと選手がフィジカルディスタンスを超えて交流できる新しいプラットフォームへとつなげていく。

リモート観戦席「Future Box Seatβ」は、ロボットを通して遠隔で、①選手に応援の拍手を送る、②ロボットの頭についたカメラを自由に360度動かせる、③モニターに自分の顔を表示し、選手と会話を楽しめる、など、まるで会場にいるかのように観戦ができる仕組み。病気や子育て、海外など遠方に住んでいるなど会場に行きたくても行けない人でも、会場での試合観戦を楽しむことができる世界を目指している。

2021年の実用化を目指しており、スポーツだけではなく、音楽コンサートや劇場公演など、大小問わず、さまざまな会場で行われるエンターテインメントのイベントにおいて、活用することができる。無観客や観客制限を余儀なくされる中で、ファンにかけがえのない体験を提供するとともに、興行主のチケット収入の補填につなげていくことで、ファンも興行主もWin-Winのビジネス活用を可能にし、そしてその先で新しいファンサービスのあり方を共創していく。

また電通では今後も、テクノロジーの力でスポーツ観戦を拡張していく取り組みとして、多視点スイッチ観戦(視点を拡張する取り組み)、臨場感あふれるリモートシート観戦(座席を拡張する取り組み)、投げ銭等インタラクティブ観戦(応援手法を拡張する取り組み)、コミュニティー観戦(グループ観戦を拡張する取り組み)、データ観戦(観戦時の探求を拡張する取り組み)、5Gによる空間伝送観戦(体感を拡張する取り組み)、AR/VRを活用したバーチャル観戦(視聴空間を拡張する取り組み)、AIカメラによるマイクロスポーツ観戦(部活など中継のない大会の視聴を拡張する取り組み)などについて、さまざまなトライアルをステークホルダーと一緒に進めるとしている。

株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント エンターテイメント クリエーション部部長、森野貴史氏のコメント
「『Future Box Seatβ』は、テクノロジーの力で未来の新しい観戦体験をつくっていく、そんな大きな可能性を感じています。無観客および人数制限の試合の中で、会場で応援したくても入場できないファンの皆さまに『試合の観戦体験』を提供しつつ、その先に、電通さまと共に新しいスポーツ観戦の形をつくっていき、今後、正式導入に向けて、さまざまな可能性も検討していければと考えております」

●このニュースの詳細はこちら。(北海道日本ハムファイターズ 公式サイトより)
https://www.fighters.co.jp/news/detail/00002652.html


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