【バスケットボール】FIBAがPerform社と長期戦略的パートナーシップを締結
2016年03月05日 メディア/放映権 スポンサーシップ/パートナーシップ チーム/リーグ経営 Written by 管理者
国際バスケットボール連盟(FIBA)は、デジタルスポーツコンテンツ・メディア会社大手のPerform社との長期戦略的パートナーシップを締結した。
FIBAバスケットボール・ワールドカップの4度のサイクルの期間(2017年~2033年)、Performは各国の男女の代表戦など、FIBAの全てのメディア権利をグローバルで販売、配信する。FIBAバスケットボールW杯やFIBAユーロバスケットといった主要大会や、その予選の試合が対象となり、最初のサイクル(2017年~2021年)の期間中で1500試合以上、合計で5000試合以上が対象となる。
このパートナーシップにより、FIBAとPerformによって「FIBA Media」という合弁会社が設立され、バスケットボールのファン体験の価値の向上を目指す。FIBA Mediaは、さまざまなプラットフォームで露出の最大化を図り、これまで以上のコンテンツを提供していく。
PerformはFIBAに対し5億ユーロの投資を保証し、これまで培ってきた経験と専門性を生かして、映像のライブ制作、放送局向けサービス、データ、記事配信の向上を図る。FIBAはFIBA Mediaの全ての戦略的、商業的な意思決定に深く関与し、保証された投資額を超えた収益を分配する。今回の長期的なパートナーシップは、FIBAによる各国代表バスケットボールの価値を最大限に引き出し、グローバルで競技レベルを引き上げ、特にアジア、アメリカ、アフリカといった市場を開拓したいという強い意志を具現化したものだ。
またPerformは、放送局とデジタルプラットフォームへのライブ中継を含むコンテンツのパッケージング、配信面でFIBAをサポートする。Sporting Newsというコンシュマー向けのスポーツポータルサイトを通じた訴求やRunningBall、Optaによるリアルタイムデータの収集・配信も担当する。
FIBA事務総長、国際オリンピック委員会(IOC)委員である、パトリック・バウマンは次のようにコメントしている。
「この戦略的で革新的なパートナーシップは、FIBAの新しい時代を象徴するものとなります。さまざまなメディアを通じて、素晴らしいバスケットボールというスポーツを展開することで、世界中の全ての場所でバスケットボールを最も人気のあるスポーツにするというわれわれの目標を達成することができると考えています」
Perform CEOのサイモン・デニアー氏のコメントは以下の通りだ。
「FIBAと画期的で長期的なパートナーシップを締結できたことをとてもうれしく思います。Performにとってバスケットボールは重要なスポーツであり、グローバルに発展を続けるFIBAは素晴らしいパートナーです。FIBAとPerformの戦略は完全に一致しており、全てのメディアプラットフォームで世界中のファンの皆様が素晴らしいFIBAのコンテンツに触れることができるよう、制作、販売、配信のあらゆる面で投資を強化し、その人気と価値の向上を図ります」
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