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【Jリーグ】FC今治が地域課題解決型プログラム「Bari Challenge University」を開催

2020年01月10日 Written by 管理者

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 2019年8月19日~25日、サッカー元日本代表監督・岡田武史氏が会長を務める、FC今治(2020シーズンよりJ3所属)を運営する株式会社今治.夢スポーツは、教育事業の一環として、地域課題解決型ワークショッププログラム「Bari Challenge University(BCU)」を開催した。

 現在、同プログラムにて発案された複数チームのアイディアが、実現に向け動き始めている。

 BCUは「全国の若者が今治に集い、夢や仲間や新たな考え方に出会い、世界中で躍動するきっかけを創り出すこと」を目的として、参加者による地域社会の課題解決アイディアの創出を支援するワークショッププログラム。同プログラムがきっかけとなり、起業や海外留学に挑戦するOB/OGが続々と生まれるなど、若者にとっての「志の原点」、同社にとっての「次世代のリーダーを生み出す拠点」となる取り組み。

 4回目の開催を迎えた2019年は、約200人の応募があり、選考を突破した23人が全国、海外から参加した。

 BCU は毎年形態を変化させて継続しており、4年目の2019年はOB/OGが中心となる運営での開催となった。経験者が企画運営することにより、「期間を3日間から7日間に延長」「1チーム15万円の活動資金を渡す」「参加人数を絞り5チーム25人に」と、参加者視点でプログラムが構築された。

 1日目、BIOTOPE代表・佐宗邦威氏により、直観と理論をつなぐ思考「デザイン思考」を用いたアトリエワークショップが開催。互いの似顔絵を、手元を見ずに描いて右脳を刺激させるアイスブレイクをはじめ、参加者同士の距離を縮めた。

 2~4日目は、今治市内でのフィールドワークを実施した。今回のテーマは、今治市の地域課題を解決、地域の活性化に結び付くアイディアを出すこと。商店街でフリードリンクを振る舞いながら今治市民との交流を図るチームや、地元漁師と接触し漁船に乗せてもらいながら漁業の振興の可能性を探るチームなど、各チームさまざまなアプローチで市民の生の声に耳を傾け、課題を探っていった。順風満帆に進めるチームもあれば、衝突が起こるチームもあり、活動中にチームが分裂するという事件も起きた。

 5日目には、FC今治アドバイザリーボード(※)が加わり、各チームがアドバイスを受けながら、アイデアのブラシュアップを行った。それを踏まえ6日目に中間発表。忌憚のないかつ厳しいアドバイスを受け、参加者たちはさらにチームで議論を続けた。

 7日目の最終日、集大成となる発表では、大三島の景観を生かしたゲストハウスを造る案、漁師町に食堂を作り新たなコミュニティを創出する案などが発表された。その中から最も優秀なアイデアに贈られる学長賞は、今治の高校生と日本語学校に通う外国人とでBCUのようなワークショップを開催する案となった。アイデアはどのチームよりも細かく、今すぐ行動に移せる内容の提案が高く評価されての結果となった。当初、賞は学長賞のみの設定だったが、審査中にアドバイザリーボードの中から気になったチームのアイデアに、個人的にサポートを行うと声が挙がる場面もあった。
(※FC今治アドバイザリーボード:同社は、企業理念およびミッションステートメントの実現、およびサッカー事業や今治地域のみにとどまらない社会への貢献を目的に「FC今治アドバイザリーボード」を2015年に設立、外部有識者による深い知見と幅広い見識を経営に存分に生かすことに挑戦している。BCU 2019には、青野慶久氏(サイボウズ株式会社 代表取締役社長)、小泉泰郎氏(株式会社FiNC 代表取締役副社長CFO兼CSO)ら11人が参加した)

 最後に、BCU 学長 岡田武史氏は「毎年BCU を開催するたびに大変だけど絶対に続けなければならないと強く感じる。卒業生が社会変革リーダーとして世界で活躍してくれることを夢見ている」とBCUへの想いを語った。複数のチームのアイデアが実現に向け動き始めており、岡田氏の語る夢が現実となる日が近づいている。

●BCU活動報告冊子
http://www.fcimabari.com/2019BariChallengeUniversityReport.pdf


記事元:PR Times


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