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【Jリーグ】ガンバ大阪がJ1リーグ戦ホームゲーム平均入場者数を更新、Jリーグ デジタル殊勲賞を受賞

2019年12月11日 Written by 管理者

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 J1リーグのガンバ大阪は、12月7日に2019シーズンの全ゲームを終了。J1リーグ戦ホームゲーム平均観客動員数が過去最多の2万7708人(昨シーズン:2万3485人、昨年比:118%)に到達し、2019シーズンにおけるJリーグクラブの中でも3番目の数字を達成した。さらに、これを支えるデジタル戦略が2019年の最も優れた実績として、Jリーグよりデジタル殊勲賞(最優秀クラブ)を受賞した。

 ガンバ大阪はホームスタジアムとして2016年からパナソニックスタジアム吹田を使用。新スタジアム元年は過去最高の平均観客動員数 2万5342人と約1万人急増したが、その後に新スタジアム効果が薄れ低迷傾向に。そのため、2018年よりマーケティングの刷新に着手し、特にデジタルマーケティングと集客イベントに注力した。

 Jリーグはチケット購入やアプリのログインに、購入者のメールアドレスや住所、年齢、「応援するチーム」などを紐づけている「JリーグID」と呼ばれるIDを導入。ガンバ大阪では、地域のホームタウン活動にもJリーグIDを活用し、応援チームにガンバを選んだ人は17万人とリーグ最多のID登録を誇るまでに増加した。この大量のデータの活用を進めるため、パナソニックグループの新規事業開発を進める関連部門と協働の取り組みを開始し、顧客の属性や行動を分析。来場回数や購入試合といった定量データだけでなく、来場者アンケートやスタジアムの位置情報を利用したチェックイン情報など、多岐にわたるデータに基づいてイベント企画やデジタルコミュニケーションへの活用を進めた。

 こうした取り組みが、リピーターの増加と新規観戦者の獲得につながり、2019シーズンの平均観客動員数記録更新という結果に結びついた。リピーターの増加では、特にファンクラブ会員向けの限定イベントや、来場者に向けて選手のコメントなどを伝えるメールマーケティングを実施。また、新規観戦者の獲得では、「女性顧客」の獲得へ向けてガールズシートや、特別観戦シート、美容セミナー等を実施することで、SNSなどで発信力が強い層に、アプローチした。

 こういった成果が認められ、2019年のデジタル戦略におけるJリーグの最優秀クラブとして、デジタル殊勲賞を受賞。また、一連の取り組みは、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社が発行する、Jリーグ各クラブのビジネス面を評価する「Jリーグマネジメントカップ」においても高く評価されている。取り組みを開始した2018シーズンは、マーケティング面の変革が特に評価され9位から4位へと躍進しており、2019シーズンはさらに高評価が期待される。

 ガンバ大阪は今後もデジタルマーケティング活動を強化し、さらなる観客動員数増加を目指すとしている。


記事元:PR Times


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