【スポーツ指導者】『第6回ジャパンコーチズアワード』が開催、史上初2度目の甲子園春夏連覇の大阪桐蔭・西谷浩一監督が最優秀コーチ賞を受賞
2019年02月09日 その他 育成,教育/スクール産業 Written by 管理者
株式会社ドームが特別協賛する一般財団法人ジャパンコーチズアソシエーションは2月3日(日)、『第6回ジャパンコーチズアワード』をマンダリン オリエンタル東京にて開催した。
『ジャパンコーチズアワード』 は、日本のスポーツを支える指導者の祭典。現在の日本において、スポーツ指導者が表彰される機会はそう多くない一方、欧米のスポーツ先進国には、指導者に焦点をあてたアワードが多数存在している。同アワードは、「欧米のスポーツ先進国に匹敵する指導者の権威の確立」、「指導者啓発による質とモチベーションの向上」、「競技の枠を超えた横のつながりをつくること」を目的として2014年より年1回開催されており、今年で第6回目を迎えた。
2016年2月に設立された一般財団法人ジャパンコーチズアソシエーションは、「指導者が変わり、社会が変わる」という理念のもと、プロ、アマ、国籍を問わず、日本のスポーツ指導に関与する人であれば参加できる会員(登録無料)組織として活動を行っており、今後もさまざまなイベントを通じて、日本のスポーツの振興と発展を図る。
『第6回 ジャパンコーチズアワード』受賞者一覧
<最優秀コーチ賞>
大阪桐蔭高等学校 硬式野球部 監督 西谷浩一
<優秀コーチ賞>
筑波大学 女子バレーボール部 監督 中西康己
履正社スポーツ専門学校/履正社高等学校 女子硬式野球部 監督 橘田恵
<特別賞>
株式会社 HANAエンタープライズ 代表取締役 深澤きよ美
最優秀コーチ賞を受賞した、大阪桐蔭高等学校 硬式野球部の西谷浩一監督は、2018年の甲子園100回大会で優勝し、史上初となる2度目の甲子園春夏連を達成。春夏通算成績は55勝9敗で、歴代監督の中では、智弁和歌山高嶋仁監督、PL学園中村順二監督に並ぶ。プロ野球へも多くの選手を輩出しており、その数は球界でもトップクラスとなっている。
西谷浩一監督の受賞コメントは、以下の通り。
「このような大変光栄な賞をいただきながら、本日は学校の公務があり、どうしても出席することができずお詫び申し上げます。このような賞をいただきまして、本当に私でよいのかなという気持ちでおりますが、これも子どもたちの頑張りでいただいた賞であると、心新たに頑張っていきたい気持ちでおります。指導者としてこれからまだまだ力をつけていかなければならないと思っておりますので、このようなトロフィーをいただきまして、もっと頑張りたいと思っております。本日はありがとうございました」
※西谷監督は中継でのコメント
優秀コーチ賞を受賞した、筑波大学 女子バレーボール部の中西康己監督は、極めて保守的な国立大学およびバレーボール界でさまざまな改革に着手。キャプテンの意志によるチームづくりを行い、春の東日本インカレ優勝に続き、秋の全日本インカレでも9年ぶりに全国制覇。現在は大学として各スポーツ部(体育会)を一元的にマネジメントするアスレチックデパートメントの活動に積極的に参画し、大学スポーツ改革を担う牽引者として活動している。
中西康己監督の受賞コメントは、以下の通り。
「このたびは、そうそうたる多くの指導者の皆さまの中からこのような賞をいただき、身に余る光栄です。大体、監督の挨拶といえば、選手を褒めることが多いのですが、今日はたくさんの指導者の方に感謝したいと思います。恩師の先生、指導者の先輩方、仲間たち、選手、そしてなにより自分の家族に感謝したいと思います。筑波大学では先般アスレチックデパートメントを立ち上げ、女子バレーボール部も昨年10月から参画しました。これからやれること、やりたいこともたくさん出てきています。学生のために、我々も指導者として考えて、モデルケースになっていきたいと思っています」
同じく優秀コーチ賞を受賞した、履正社スポーツ専門学校/履正社高等学校 女子硬式野球部の橘田恵監督は、WBSC Women’s Baseball World Cup 2018で優勝し、日本女子初の「侍ジャパン」女性代表監督として日本女子野球をWBSCワールドカップ6連覇に導いた。WBSC以前は、埼玉県の花咲徳栄高校のコーチや南九州短期大学のコーチ・監督を務めつつ、鹿屋体育大学の大学院でコーチングを習得。現在の履正社医療スポーツ専門学校女子野球部(履正社RECTOVENUS)の監督に就任した際には、系列の履正社高校にも女子硬式野球部を設立し、全国制覇を果たした。
橘田恵監督の受賞コメントは、以下の通り。
「本当にこのような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。今後とも女子野球発展のために尽力していきたいと思います。本当に本日はありがとうございました」
※橘田監督は欠席のため、代理の履正社医療スポーツ専門学校 森岡正晃 GM 兼 監督よりコメント
特別賞を受賞した、株式会社 HANAエンタープライズ 代表取締役、深澤きよ美氏は、Hip Hopでは教え子たちを世界大会にまで送り出す実力の指導者。1997年には教育・地域振興を掲げダンススクール「Studio HANA!」を設立した。HipHopのオリンピックとされる世界大会には14度日本代表として出場、連覇の実績も持ち合わせ、2018年には優勝を果たす。生涯学習ダンスを主軸とし、教育機関でダンスを取り入れた独自の育成・普及にも力を注いでいる。
深澤きよ美氏の受賞コメントは、以下の通り。
「このような栄誉ある賞をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。日頃よりご教授いただいた周りの先輩方、指導者の皆さまのおかげと、心に留めてこれからも精進していきたい所存です。私の指導者生活は実は35年でございます。その中で、こんなにうれしい賞をもらえるなんて、夢にも思っていませんでした。私をこのように導いてくださった、年下ではありますが、素晴らしい指導者である柳下容子理事に心より感謝申し上げます。
35年の中で、何度も挫折がありました。12年前に、余命3カ月という胃がんの宣告を受けました。7年前には、椎間板ヘルニアの大手術をし、車椅子生活も余儀なくされました。しかし、このように35年間、現場を通して青少年の育成にあたれる幸せな恩恵にあやかれているのは、幼少のころからスポーツを通じて培った、メンタリティとフィジカルのおかげであると、スポーツ自体に心から感謝しています。この特別賞に恥じないよう、これからも選手の育成、指導者の育成、そしてスポーツの世界におけるダンスの認知がもっと高められるように、これからも指導に専念していきたい所存です」
■一般財団法人ジャパンコーチズアソシエーション 公式サイト
https://www.coaches-association.jp/
記事元:PR TIMES
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