【イベント情報】<SBAセミナー>5/29(月)~100年先を行く米国NCAAから何を学ぶべきか?〜 学生スポーツのあるべき姿を考える
2017年05月17日 セミナー情報 Written by 管理者
昨年、2020年までにGDPを600兆円にするという「日本再興戦略」が日本政府により策定され、10の官民戦略プロジェクトが提示された。その一つとして「スポーツの成長産業化」が掲げられ、その市場拡大策の1つとして生まれたのが通称「日本版NCAA構想」だ。その名称からも分かるように、米国のNCAAの取り組みを参考に、日本にも大学横断的かつ競技横断的なスポーツ統括組織を創設しようという試みである。
一方、図らずも2016年は100年以上の歴史を持つNCAAにとって大きな転換点として記録される年になった。文武両道をモットーに掲げるNCAAのガバナンスの根幹を支えるアマチュア規定(学生に対してプレーの対価としての報酬の支払いを禁ずる規定)が、司法審査により違法であることが確定したのだ。大学スポーツにおける行き過ぎた商業主義や勝利至上主義が大学のあるべき教育機関としての使命をゆがめ、その欺瞞を司法に指摘される形になった。
こうした中、米国では2018年から大学スポーツと競合する、18歳から22歳までのアスリートを対象にしたプロリーグが設立される動きもある。既に米国は「教育機関がスポーツビジネスの担い手として本当に相応しいのか」という本質的な問いについて考えなければならない時代に突入している。
今後、大学スポーツの事業化を目指す日本は、本家NCAAの成功と失敗から何を教訓として学ぶべきなのであろうか。日本におけるアメリカスポーツ法研究の第一人者で、NCAAのガバナンスにも詳しい同志社大学の川井圭司先生と、選手の権利保護の立場から国際プロサッカー選手会アジア支部代表や日本プロ野球選手会運営委員などを歴任し、国際競技団体のガバナンスにも精通する山崎卓也弁護士をお招きし、日本の学生スポーツのあるべき姿について考えてみたい。
日時 5月29日(月) 19時00分~20時30分
会場:ビジョンセンター田町
住所:東京都港区芝5-31-19 オーエックス田町ビル4階
料金:5,400円(税込)
講師:川井 圭司 山崎 卓也
司会:鈴木 友也
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