【大学スポーツ】早稲田大学ラグビー蹴球部、初のユニフォームスポンサーに三井住友銀行、リオ・ホールディングスが決定

2025年09月10日 スポンサーシップ/パートナーシップ チーム/リーグ経営 育成,教育/スクール産業 Written by 管理者

早稲田大学ラグビー蹴球部の2025シーズンのユニフォームに、スポンサーとして、株式会社三井住友銀行、株式会社リオ・ホールディングスの2社が支援する。

本件は、スポンサーロゴ掲出に関する規定変更を踏まえたスポンサー選定によるもの。2025年4⽉から、スポンサーロゴを掲出したユニフォームの着⽤が認められることから、本年4⽉よりスポンサーを公募。ラグビー蹴球部の伝統ある「⾚⿊ジャージ」にスポンサーロゴが掲出されるのは、今回が初めてとなる。

スポンサーロゴの付いた伝統の「赤黒ジャージ」は、2025年9月13日(土)に北海道・月寒屋外競技場ラグビー場で開催予定の関東大学ラグビー対抗戦Aグループ 対日本体育大学戦から着用して試合に臨む。

2025シーズン　ユニフォームスポンサー
ジャージ背面（背番号上部）
株式会社三井住友銀行（SMBC）
https://www.smbc.co.jp/
■ラグビー協賛特設サイト：https://www.smbc.co.jp/sponsorship/rugby/

パンツ背面（左）
株式会社リオ・ホールディングス（RIO）
 https://www.rio-corp.co.jp/ https://team-rio.jp/

会見挨拶（概要）
早稲田大学 総長、田中愛治氏
大学の体育会は資金的に大変厳しい状況下で活動しています。これは早稲田大学だけに限ったことではなく、日本全国、おそらく高校や地域のクラブチームを含め全てのスポーツ活動をしている団体にいえることではないでしょうか。この数年で、ユニフォームへの企業ロゴ掲出を認めるなど、スポンサー支援の門戸を各競技団体が徐々に開放したことは大変ありがたく、一般の企業が大学の部活動を支援してくださることで、学生やそのご家族の負担が少しでも軽減され、競技力の向上につながるのであれば、我々にとっては非常に有効な方法に思います。
今回スポンサーになっていただいた2社のご期待に応えるためには、できるだけ多くの試合でこのスポンサーロゴを付けたジャージで試合をすることが重要です。すなわち、ラグビー蹴球部であれば、大学選手権決勝の舞台に立ち、2019年度以来の大学選手権優勝を果たすことが最大の目標となります。

三井住友フィナンシャルグループ 執行役社長 グループCEO、中島達氏
伝統ある早稲田大学ラグビー蹴球部の新ジャージ披露という晴れの場にご一緒でき、大変光栄です。
SMBCグループは、2014年からラグビー男子日本代表、2024年からは女子日本代表も支援し、小学生から大学生まで各世代のラグビー大会にも協賛させていただいています。社を挙げてラグビーを応援するのは、ラグビーが持つ価値観である『多様な個性を持つメンバーが互いを尊重し、団結し、それぞれが持つ力を存分に発揮して、仲間に尽くす』という考えに深く共感しており、企業が目指すべき姿そのものだと考えているからです。
私自身、学生時代は東京大学ラグビー部に所属し、4年次には副将を務めました。ポジションはスタンド・オフ（SO）で、早稲田大学との対抗戦にも2度出場しました。いずれも敗戦となったものの、その高揚感はいまでも鮮明に覚えており、良い思い出として残っています。
また、SMBCグループとしても、早稲田ラグビーとは特別なご縁があります。その象徴的な存在が、故・宿沢広朗 さん（1973年・早稲田大学第一政治経済学部卒・ラグビー蹴球部OB）です。宿沢さんは、早稲田大学時代にラグビー日本代表としても活躍され、住友銀行（当時）で働かれる傍らで、ラグビー日本代表の監督にも就任、1989年にはスコットランド相手に歴史的勝利を挙げられました。今回のパートナーシップを通じて、宿沢さんの母校を支援できること、また私を育ててくれたラグビーの発展に少しでも貢献できますことに、大変な喜びを感じております。
今回のパートナーシップでは、早稲田大学ラグビー部の選手・スタッフの皆さんを全力で応援することはもちろん、スポーツが持つ価値を未来へと“つないでいく”ことにも貢献してまいります。SMBCグループは未経験の子どもたちにラグビーの楽しさを伝える体験会なども開催しており、今後、選手・スタッフの皆さんと協力して、さらに盛り上げていきたいと思います。

リオ・ホールディングス 代表取締役、中川智博氏
本日はこのような場にお呼びいただけたこと、心より感謝申し上げます。
私が早稲田大学に入学した1985年のラグビー早明戦は、今でも忘れられません。ちょうど、私の横に座っていた女性が、現在の妻です。惜しくも早稲田はその試合に負けてしまいましたが、この試合を縁に交際が始まり、結婚するに至りました。学生時代、二人で、会社を興そうと話していた夢が、サラリーマン時代を経て、約29年前に実現し、現在に至ります。
2003年から活動している「ワセダクラブ」（特定非営利活動法人WASEDA CLUB）には、準備段階からお手伝いをさせていただき、現在も私が幹事として携わっています。このようなご縁もありつつ、今回、スポンサーの支援につながりました。早稲田ラグビー関係者の方々に、心から感謝を申し上げると共に、弊社からの挨拶とさせていただきます。

ラグビー蹴球部監督（2004年・人間科学部卒）、大田尾竜彦氏
このたびの温かいご支援に、心より感謝申し上げます。
日本代表監督としても活躍された宿沢広朗先輩をはじめとした多くのOB・OGとのつながりもある三井住友銀行さま、現役部員にも出身者が多く在籍するワセダクラブを、設立の準備段階から20年にわたってサポートされているリオ・ホールディングスさまという、我々とつながりが深いパートナーと共にシーズンへ臨めることを、大変心強く感じております。
私が小学校6年生のとき、宿沢先輩にサインをいただき、「目指せ早稲田」と書かれた色紙をもらいました。早明戦や早慶戦、大学選手権を見るようになって、その色紙の一言があったので、私は早稲田大学を目指しました。リオ・ホールディングスさまについては、私が大学４年生のときにワセダクラブが発足して、そのころより支援をいただいています。共にこうしてユニフォームスポンサーになっていただけたことを、うれしく思っております。
ラグビー部は今年が創部108年目、107年間ひたすら日本一を目指してきました。その先輩たちのおかげで今日があります。大学ラグビーのユニフォームにスポンサーがはいるという歴史的な年を、ただひたすら日本一を目指して学生たちがグラウンドを駆け回る、そういう１年にして、最後に頂点に立つために一生懸命にやっていこうと思います。

野中健吾主将（スポーツ科学部4年＝大阪・東海大学付属大阪仰星高）
このたびは三井住友銀行さま、リオ・ホールディングスさまよりご支援いただき、ありがとうございます。スポンサーの方々と一緒に試合に臨めることをうれしく思いますし、日本一「荒ぶる」という結果で恩返しができれば、最高だと思っています。日々努力して、日本一という結果を残せるように全力を尽くしたいと思います。

スポンサーロゴの掲出を対象とする試合
➀公式戦（各協会主催試合）
関東大学春季交流大会・関東大学ラグビー対抗戦・全国大学ラグビーフットボール選手権大会
➁その他、招待試合や定期戦などラグビー蹴球部が認める試合

●このニュースの詳細はこちら。（早稲田大学 HPより）
https://www.waseda.jp/inst/athletic/news/2025/09/04/51544/