【スポーツ×ウェルネス】三菱総合研究所、早稲田大学らが共同で「スポーツ×ウェルビーイング」に係る研究を推進。産業競争力懇談会が中間報告を公開
2024年10月21日 健康産業 Written by 管理者
株式会社三菱総合研究所(以下、MRI)は、早稲田大学らと共同で、産業競争力懇談会(以下、COCN)の推進テーマである「スポーツの力を活用したウェルビーイング醸成戦略」に係る研究を推進している。10月10日に、COCNから中間報告(以下、本レポート)が公開された。
背景
MRIは、2024年4月から、COCNの2024年度推進テーマの一つである「スポーツの力を活用したウェルビーイング醸成戦略研究会(リーダー:早稲田大学 スポーツ科学学術院 佐藤晋太郎 准教授」に参加している。早稲田大学や本研究会に参加するメンバー(スポーツ関連企業、大学等)と共同で、スポーツの力を活用したウェルビーイング醸成に向けた議論と分析を進めてきた。
概要
本研究会では、人々のウェルビーイングを脅かすストレスや健康問題、コミュニティの断絶といった社会課題に対し、「社会的装置としてのスポーツの役割」に注目し、データを活用しエビデンスに基づいた「スポーツを活用した社会のウェルビーイングの実現」を目指す。
本レポートでは、「スポーツ投資を活用した財務指標には表れないインナー&アウター政策」と、スポーツ環境の中核を担う「アスリートのウェルビーイング」を重要なテーマと捉え、今後、産官学で取り組むべき/実現すべき方向性について以下の提言を取りまとめた。
・スポーツとウェルビーイングの共通データ基盤の設置
・企業スポーツの貢献を測定する指標開発支援
・企業スポーツに取り組む企業への税制優遇・補助金
・産学連携によるアスリート教育支援プログラムの展開と政府による支援
・セカンドキャリアに向けた新たな国家資格の創出
EBPM (Evidence Based Policy Making)によるスポーツの価値評価から具体的な支援策まで、一貫した研究を進める。
■産業競争力懇談会COCN 推進テーマと報告【スポーツの力を活用したウェルビーイング醸成戦略研究会】中間報告書
http://www.cocn.jp/report/a7948323fa58d5e41fcc40e8b0871455a1dd9d84.pdf
今後の展望
MRIはこれまで、スタジアム・アリーナ等のスポーツ関連の政策提言やEBPMに精力的に取り組んできた。また、ウェルビーイングに関する研究や提言も進めてきた。本研究会の取り組みを通じて、政府・企業・学術機関等のステークホルダーとの連携をさらに深め、研究を推進する。
最終報告に向けた課題と展開
●このニュースの詳細はこちら。(株式会社三菱総合研究所 HPより)
https://mri.co.jp/news/press/20241016.html
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