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人気沸騰のインディアン・プレミアリーグ! 放映権の獲得に名乗りを上げる各国メディア

2016年10月25日 コラム Written by 川内 イオ

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 インドで圧倒的な人気を誇る、クリケットのプロリーグ「インディアン・プレミアリーグ(IPL)」。世界のトッププレーヤーを抱える8チームが、毎年4月から2カ月間、60試合を行う。

 スマホやタブレット端末の普及によってIPLの人気はうなぎ上りで、今シーズン、広告料やスポンサー料、入場料などからなるIPLの総収入は250億ルピー(約380億円)に達したと報じられている。
 また、今シーズンのテレビ視聴者数(少なくとも1分以上、テレビでIPLを観戦した人数)は、3億5000万人で、昨シーズンの2億人から大幅に増加。今シーズンのIPL決勝戦の視聴者数は、1億2100万人に上った。

 多くの視聴者とスポンサーを惹きつけるIPLの放映権は、インドでビジネスを展開するメディアにとって大きな果実。インドクリケット協会は現在、2018年以降の放映権の入札を準備しているが、テレビ放映権、インターネット配信の放映権、ともに国内外の名だたるメディアが関心を示しているという。

 テレビ放映権は、インドの代表的なテレビチャンネル「Star India」社と、ソニー・ピクチャーズ・ネットワークス・インドが2018年から2027年までの契約をめぐってしのぎを削っている。2008年から放映権を持っているソニーにはマーケティングや運営面で一日の長があるが、「Star India」社は、2014年からIPLの試合をインターネットで配信しているほか、ICCクリケット・ワールドカップ、イングランド・プレミアリーグ(サッカー)、オリンピックなどの国際的なイベントを放送してきた経験があり、インドメディア「Business Standard」は、甲乙つけがたいと報じている。

 2018年から2022年までの5シーズンを対象にしたインターネット配信の放映権に関しては、インド国内外の18の事業者が名乗りを上げている。そのなかには、アマゾン、フェイスブック、ツイッターといった巨大ネット企業のほか、テレビ放映権でも争っている「Star India」社と、ソニー・ピクチャーズ・ネットワークス・インド、イギリスの大手電気通信事業者BTグループ、イギリスの衛星放送事業者Sky Sportsなどが名を連ねている。
 インドでは2020年までに7億3000万人がインターネットユーザーになると予想されており、インターネット配信も巨大なビジネスチャンスと目されている。

 IPLをめぐって加熱するビジネス。その熱がまたIPLのブランド価値と人気を高める。

【了】


川内イオ●文 text by Io Kawauchi

1979年生まれ。大学卒業後の2002年、 新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。 ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。


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