クリスティアーノ・ロナウド、現在開発中の完全無料サッカーゲーム「UFL」に4000万ドル投資
2023年12月30日 コラム アプリ/ゲーム Written by 川内 イオ
現在、サウジアラビアのサッカークラブ、アル・ナスルでプレーするクリスティアーノ・ロナウドは、300億円を超える年俸を得ている。アメリカのビジネス誌『フォーブス』が発表した2023年のサッカー選手長者番付では、2億6000万ドル(約389億円)でトップに立った。
クリスティアーノ・ロナウドはこの潤沢な資産の一部を、ゲームの開発に充てるようだ。現在、サッカーゲームは「EA Sports」のシリーズが世界的な人気を獲得している。これに対抗するゲームとして、クリスティアーノ・ロナウドのほか、ケビン・デ・ブライネとロメル・ルカクを含む投資家グループは、新しいサッカービデオゲーム「UFL」の開発に4000万ドルを投資した。
「UFL」は、開発会社Strikerz Incが2016年から開発を始めている。クリスティアーノ・ロナウドは、Strikerz Incと提携するいくつかのプロ選手のうちの一人だ。クラブでは、イングランド・プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッド、スコットランドのセルティック、ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラードバッハなどもUFLと提携している。
現在発表されているこのゲームの特徴は、なんといっても「完全無料でゲームができる」ことだろう。「EA Sports」シリーズやコナミのプロエボリューションサッカー (PES) シリーズは、課金することでチームを強化できるが、「UFL」は全てのプレーヤーがリアルマネーを使うことなくゲームで成功するチャンスがあることを宣言している。
「UFL」 の具体的なリリース日はまだ明らかにされていないが、ゲームプレーのトレーラーは2022 年に公開されており、すでにテスト段階に入っていると報じられている。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『稀食満面 そこにしかない「食の可能性」を巡る旅』が発売。https://amzn.to/3UBIJxl
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