元バックストリートボーイズや元NBAマジック・ジョンソンらビッグネームがオーナーに。バーチャルスポーツリーグ「SimWin Sports」が注目
2023年01月30日 コラム テクノロジー/デジタル Written by 川内 イオ
バーチャルスポーツリーグ「SimWin Sports」が、2023年後半の開幕に向けて大きな注目を集めている。「SimWin Sports」は現時点でバスケットボールとサッカー、アメリカンフットボールのリーグ開設が予定されており、メタバース上で仮想のチームによるリーグ戦が開催される。
チームのオーナーは実際のプロスポーツチームのオーナーと同じような役割を持ち、本拠地、チームロゴ、ユニフォームを決め、選手を獲得し、ゲームの戦略と登録メンバーを決める。オーナーには、殿堂入りしたNFLのレジェンドであるジェリー・ライス、元バックストリートボーイズのシンガーであるニック・カーター、NBAの元スターであるマジック・ジョンソンなどビッグネームが名を連ねている。SimWin 社によると、すでに数十のチームが売れたそうだ(金額は非公表)。
架空の存在である選手は全てNFT(非代替性トークン/所有証明書付きのデジタルデータ)で裏付けられており、メタバース内の大学でキャリアをスタートさせる。ユーザーはNFTを購入することでスポーツエージェントのような形で選手の所有権を得る。1選手のNFTは300ドルから600ドルを想定しているようだ。
ユーザーが選手にトレーニングを課すことで、選手は成長する。選手は最大4シーズンを大学で過ごし、そこで能力を開花させればドラフトで指名を受ける。その際、オーナーは選手のNFTを購入するため、有望な選手を持つユーザーはドラフトで収益を上げることができる。
選手の成長度合いやチームの勝敗は、AIによって導き出されるという。
リーグ自体はグッズやテレビ配信、広告契約を通じて収益をあげる計画で、さらにスポーツベッティングも導入される。今年1月には、NFL公式ゲーム内の広告などを扱っていたイギリスのBidstack Sports社がSimWin 社とメタバース型広告について複数年契約を締結するなど、開幕に向けて着々と準備が進められている。
バーチャルスポーツリーグがどのような反響を巻き起こすのか、目が離せない。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『稀食満面 そこにしかない「食の可能性」を巡る旅』が11月28日に発売。https://amzn.to/3UBIJxl
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