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延べ1000万人が開幕戦視聴! イングランドで盛り上がる13人制ラグビーのワールドカップ

2022年11月08日 コラム Written by 川内 イオ

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日本ではラグビーといえば15人制のイメージが強いが、ラグビーには15人制の「ラグビーユニオン」と、13人制の「ラグビーリーグ」がある。

それぞれワールドカップを開催しており、ラグビーリーグ・ワールドカップは1954年に第1回大会が開催されている。15人制の第1回は1987年だから、30年以上も歴史が深いのだ。

一般社団法人日本ラグビーリーグ協会のホームページには、特にヨーロッパやオーストラリアでは15人制に負けず劣らずの人気スポーツで、オーストラリア・ニュージーランドで開催されているプロリーグNRL(the National Rugby League)、イングランド・フランス・スコットランド・アイルランド・ウェールズで開催されているプロリーグRFL(the Rugby Football League)では常に3万人以上の集客があると記されている。

10月15日にイングランドで開幕したラグビーリーグ・ワールドカップ(RLWC)も大きな賑わいを見せている。大会には16カ国が出場し、11月20日に決勝戦が行われる。

まだ大会途中だが、イギリスの国営放送BBCによると、開幕戦のイングランド対サモアの試合は、ピーク時には180万人、試合全体では延べ1000万人が視聴。これまでのRLWCで最も視聴された試合となった。イングランドがフランスに勝利した試合の視聴者数も約150万人に達し、ウェールズとスコットランドがトンガとイタリアにそれぞれ敗れた試合も、合わせて200万人が視聴している。

観客動員も好調で、開幕戦の試合会場には4万3000人を超える観客が集まり、最多記録を更新。また、大会の公式アプリ「Our League」のダウンロード数は開幕までに4万を超えた。

ソーシャルメディア上でも話題になっており、開幕から10月31日までの間にデジタルプラットフォームで500万回以上の動画視聴と2000万回以上のインプレッションを記録。ソーシャルチャンネルの視聴者数も伸び続けている。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業フロンティア 越境するネクストファーマーズ』(文藝春秋)が発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4166613367/


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