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50万人が利用するスポーツコミュニティプラットフォーム「スタジアム・ライブ」が1000万ドル調達

2022年08月06日 コラム Written by 川内 イオ

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Z世代を中心とした若いスポーツファン50万人が利用しているスポーツコミュニティプラットフォーム「スタジアム・ライブ」が、1000万ドルの資金を調達した。

カナダに拠点を置くベンチャーが運営する「スタジアム・ライブ」は、YouTube、Instagram、Snapchat、TikTokなどの短くてインタラクティブなコンテンツを好む若いスポーツファンのスポーツコミュニティプラットフォームとして、2020年に設立された。2021年1月にも300万ドルを調達しており、計1300万ドルの資金を得ている。

「スタジアム・ライブ」は、12歳以上を対象にソーシャルネットワークの機能とスポーツに焦点を当てたゲームを組み合わせたもので、ユーザーはアバターを作成してカスタマイズし、互いに交流することができる。また、「スタジアム・ライブ」内に用意されたゲームをプレーしてゲーム内通貨を獲得し、自分のアバターの新しいアイテムやパワーアップに使用したり、毎日放送されているライブストリームへ参加することもできる。

現在ベータ版の機能である「ルーム」では、アバターアイテムでユーザー好みのユニークなルームを作ることができる。アイテムには、音楽を再生するスピーカーなど、インタラクティブなものもあり、また、TikTokの動画やスポーツのハイライトなどを自分のルームで流すこともできる。

現地メディアによると、「スタジアム・ライブ」の共同創業者兼CEOのケビン・キムは、10月に正式リリース予定の「ルーム」機能について、ユーザーが独自のイベントや観戦パーティーを開催するなど、ルーム内でユーティリティーを作成できるようにする予定だと語ってる。

現在はiOSデバイスでのみ利用可能で、今年10月か11月に予定されているAndroid版のリリースによって、ユーザーがどれぐらい増えるか注目されている。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業フロンティア 越境するネクストファーマーズ』(文藝春秋)が発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4166613367/


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