TikTokが縦型フォーマットでサッカーの試合を配信。ユニーク視聴者数が50万超え!
2022年05月07日 コラム メディア/放映権 Written by 川内 イオ

2021年9月の月間アクティブユーザー数が10億人を超えたソーシャルメディアプラットフォームTikTokが、サッカー視聴のスタイルに新しい風を吹かせている。
今年4月16日に行われたスペインのプロサッカーリーグであるラ・リーガ、レアル・ソシエダ対レアル・ベティス戦で、同リーグの試合で初めてTikTokでライブ配信された。スマホでサッカー観戦する場合、画面を横にするのが一般的だが、TikTokは通常の縦型フォーマットでそのまま配信した。
試合は0対0で終わったが、30人以上の制作スタッフを動員したTikTokの縦型フォーマットの放送では、ユニーク視聴者数が50万6000人に達し、120万件の「いいね!」を獲得した。
この試合は、スペインの放送局Golの無料放送チャンネルでも従来の形式で放送され、平均視聴者数67万8000人、視聴率6.3%を記録している。TikTokと合計すると、118万4000人に上る。
テレビとTikTokで同時視聴する視聴者は少ないと仮定すると、ユーザー層が若く、月間アクティブユーザー数が膨大なTikTokで配信するポテンシャルの大きさが分かる。
TikTokは世界的な人気コンテンツであるサッカーの配信に参入し始めており、昨年8月に開催されたドイツのDFLスーパーカップ、バイエルン・ミュンヘン対ボルシア・ドルトムント戦で、初めてサッカーの試合を放送。レアル・ソシエダ対レアル・ベティス戦は2回目の配信にあたる。
今後、サッカーの配信が増えれば、「縦型フォーマット」で観戦するファンも増加するだろう。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業フロンティア 越境するネクストファーマーズ』(文藝春秋)が発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4166613367/
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