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人気急上昇中のスポーツ「パデル」の新しいプロツアー「プレミアパデル」がスタート

2022年04月06日 コラム Written by 川内 イオ

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欧米でプレーヤーが急増しているパデルというスポーツをご存じだろうか? テニスとスカッシュを合わせたようなスポーツで、コートの広さはテニスコートのだいたい半分、コートはガラスと金網で囲まれていて、プレイヤーはその「壁」を活用できる。試合は2対2で行われ、ポイン卜の数え方や試合進行はテニスと同じだ。

1969年にメキシコで考案されたスポーツで、現在、24カ国にパデル連盟が存在。プレーヤーの数は欧米を中心に過去5年で倍増し、全世界で2500万人以上といわれている。

この新たな人気スポーツ、パデルの勢いがさらに増しそうだ。2005年にパデルプロツアーが設立され、現在、最も盛大に開催されているのはワールドパデルツアー(WPT)。こちらは、2月に始まった2022年シーズンにおいて、13カ国で24のイベントを開催するスケジュールになっている。ただし、こちらはパデルが最も盛んな国の一つ、スペインのビール会社がスポンサーを務める私的なツアーという扱いで、国際パデル連盟(FIP)から正式に認められていない。

WPTとは別の動きとして、今年2月、フランスのサ強豪サッカークラブ、パリ・サンジェルマンのオーナーであり社長のナセル・アル・ケライフィがパデルの熱心なサポーターとして知られるカタール・スポーツ・インベストメント(QSI)がFIPのスポンサーになった。そして、FIPと組んで、グローバルツアー「プレミアパデル」を立ち上げた。

プレミアパデルは、2022年と2023年にそれぞれ少なくとも10大会を計画しており、2024年には年間25大会以上に増加する予定。ツアー初となる大会「Ooredoo Qatar Major 2022」は、3月28日から4月2日にかけてドーハで開催され、パデルトーナメントとしては最高となる総額52万5000ユーロの賞金が用意されている。この大会には19カ国から123組が登録した。欧州の大手放送局Sky、ディズニー傘下のESPNなどと放映権契約を結んでおり、欧米を中心に大会が放映される。

WPTとプレミアパデル、2つのプロツアーはいがみ合っており、今後共存できるかどうか今のところ不明だが、パデルファンにとっては楽しみが増えたことだろう。賞金が高いプレミアパデルの誕生により、プロを目指すプレーヤーも増えそうだ。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業フロンティア 越境するネクストファーマーズ』(文藝春秋)が発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4166613367/


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