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グローバル化を進めるKリーグの開幕戦、Twitter配信で約340万人の視聴者を記録

2020年05月31日 コラム Written by 川内 イオ

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韓国のサッカー・Kリーグは、グローバル化を進めている。2月29日予定していたリーグ開幕戦は、新型コロナウイルスの影響で5月8日に開催された。無観客で行われたその試合の模様は、世界36の国と地域でテレビとオンラインで放送された。

その背景には、Kリーグが昨年12月に締結した、スイスに本拠を置くSportradar社との海外向け放映権の販売を含む戦略パートナーシップ契約にある。Kリーグは、同社を通じて17の国と地域の放送局と2020年シーズンの配信契約を結んでおり、さらに交渉を進めているという。昨シーズンのKリーグが放映権を結んでいたのはアジアの6カ国だけだったので、現時点ですでに約3倍になっている。

この契約とは別に、コロナウイルスでリーグ中断を余儀なくされている全世界に先駆けて再開したKリーグの開幕戦は大きな注目を集め、36の国と地域で放送された。

さらに、5月8日に行われた全北現代モータースと水原三星ブルーウィングスの一戦は、Kリーグ公式アカウントを通してTwitterとYouTubeでも無料配信された。

全北が1対0で勝利したこの試合は、英語字幕、英語解説付きで配信され、Twitterで約340万人、YouTubeで約23万4000人の視聴者を集めた。また、イギリスの公営放送BBCもこの試合をストリーミング中継し、約2万人がアクセスした。

ユニークなのは、視聴者の国別の内訳。TwitterとYouTubeの視聴者のうち18%を占めたのはトルコで、ブラジルが15%、スペインが9%を占めた。国境を越えてサッカー観戦に飢えているサッカーファンを引きつけたようだ。韓国国内も同様で、開幕戦6試合のストリーム配信は平均3万172人の同時視聴者を獲得。この数字は昨季より18%増えている。

すでに再開したドイツを含め、しばらく無観客試合が続くと予想されるなかで、Kリーグのグローバル戦略がどのような成果をもたらすのか、注目したい。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦』(文藝春秋)が発売中。https://amzn.to/2MKcg7g


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