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実況ナシ!タイガースOBのトーク中心の試合中継「プレーヤーズオンリー」がスタート

2019年04月28日 コラム Written by 川内 イオ

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 アメリカ・メジャーリーグのデトロイト・タイガースと、タイガースのゲームの放映権を持つテレビ局FOXスポーツ・デトロイト(FSD)が組んで、ユニークな取り組みを始めた。

「プレーヤーズオンリー」と呼ばれるプログラムで、元タイガースの選手を複数人集め、彼らのトークをメインに試合を放送する。FSDのエグゼクティブプロデューサー、Jeff Byle氏は、次のようにコメントしている。

「自宅のソファに座ってゲームを見ているたくさんの元プレーヤーを想像してください。彼らはゲームを見ながら、どんなことを言っているのだろうか? それこそ、私たちがファンにもたらしたいことです」

 従来の野球中継は、実況と解説というスタイルが定番で、解説者は視聴者に試合をわかりやすく「解説」する役目を担っていた。その昔ながらのスタイルを取り払い、「プレーヤーズオンリー」では元選手が集い、くつろいだ雰囲気のなかで過去の思い出なども含めてあれこれ話すようなラフなスタイルだ。

 実はこれ、アメリカの放送局ターナー・ネットワーク・テレビジョンがNBAの中継で取り入れている「プレーヤーズオンリー」をそのまま取り入れたもので、昨年、タイガースとFSDが試験的に放送したところ、好評を博してのレギュラー化となった。

 全17回の「プレーヤーズオンリー」では、タイガースOBで、FSDの常連解説者でもある通算254勝の殿堂入り投手ジャック・モリス、80年代に活躍したスター選手カーク・ギブソンなどがレギュラーメンバーになり、さらに毎回スペシャルゲストを呼ぶようだ。

 世界中どこにいても音声の遅れなく、リアルタイムでトークできるように「Video Call Center」という最新のシステムを導入。これによってデトロイトにいない元タイガースOBも、「プレーヤーズオンリー」に参加できる。

 テレビ中継とお茶の間の距離を縮めようという試みは、4月9日のクリーブランド・インディアンス戦からスタートした。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。『BREAK!「今」を突き破る仕事論』(双葉社)を発売中。http://u0u0.net/Ct2N


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