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アメリカのメディア・ディスカバリー社がタイガー・ウッズと独占契約 来年から始動するGOLFTVで、タイガー・ウッズの独自コンテンツを放送

2018年12月05日 コラム Written by 川内 イオ

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 ゴルフ界のスター、タイガー・ウッズ。スキャンダルや4度の腰の手術などもありタイトルから遠ざかっていたが、7月の全英オープン選手権で6位、8月に開催された第100回全米プロゴルフ選手権で2位、9月のアメリカ男子ツアープレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権」で5年ぶりの優勝を飾るなど調子を上げるにつれて、その人気も復活した。

 2位だった3月のPGAツアー復帰4戦目バルスパー選手権では、観客が前年比4万人増の15万人を記録、全英オープン選手権の観客動員数は17万2000人で、開催地カーヌスティの新記録を樹立するなど、タイガーの行くところに大勢のゴルフファンが待ち受けている。全英オープン選手権では、視聴率も過去18年間で最高の視聴率を記録、全米プロゴルフ選手権最終日の平均視聴者数は前年の490万人から73%増の850万人、そして優勝したツアー選手権では、前年比3倍増、プレーオフシリーズ史上最高の視聴率「5.21」を記録するなど、テレビの前のゴルフ好きも釘付けにしている。

 この劇的な復活に目をつけたのがディスカバリーチャンネルなどを運営するディスカバリー社で、11月28日、タイガー・ウッズと独占的グローバルコンテンツパートナーシップを結んだと発表した。同社は今年6月、北米を中心に展開する名実ともに世界一と呼ばれるゴルフツアー、PGAツアーと20億ドル、12年間の放映権契約を結び、共同開発により「GOLFTV powered by PGA TOUR」を立ち上げ、来年1月からグローバルライブ配信やオンデマンドビデオストリーミングサービスを提供する。

 タイガー・ウッズはこのGOLFTVで、練習用ビデオやコツをまとめたインストラクションビデオを毎週アップするほか、ウッズの試合前のルーティーンに独占密着、PGAツアーラウンド前後の裏側に密着、ラウンド後の独占解説などを行うようだ。GOLFTVは2019年から日本を含む世界中の20の国と地域で視聴可能になり、2024年までに43カ国に拡大される予定。

 タイガー・ウッズは「これまで誰も目にしたことがなかった私のストーリーやアプローチに関する洞察をシェアしたい。ゴルフファンやゴルファーとダイレクトかつストレートに話をしたい」とコメントしており、ゴルフファンにとっては垂涎のコンテンツになりそうだ。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。『BREAK!「今」を突き破る仕事論』(双葉社)を発売中。http://u0u0.net/Ct2N










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