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レブロン・ジェームズがホストの異色トーク番組スタート 台本なし、舞台は理髪店

2018年08月03日 コラム Written by 川内 イオ

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 7月1日に4年契約、年俸合計1億5400万ドル(約170億円)でロサンゼルス・レイカーズに移籍して話題を呼んだレブロン・ジェームズ。このNBAのスーパースターが登場する番組「The Shop」の放送が始まる。

「The Shop」は、理髪店が舞台という異色のトーク番組。レブロン・ジェームズと彼の代理人でビジネスパートナーのマーベリック・カーターがホストを務め、理髪店の番組セットのなかで各界の著名人を招いて台本ナシのフリートークを繰り広げる。現地メディアによると、この番組は「アスリートとアーティストが自由に意見を分かち合う場所をつくりたい」というレブロンの思いからスタートした。

 舞台が理髪店なのは、理由がある。レブロンは現地メディアに対してこう語っている。
「子どもの頃の僕にとって理髪店はスポーツ、ファッション、政治、音楽など、大人の会話を聞く場所だった。それがリアルで、会話の本質だった。それが『The Shop』のアイデアになった」

 スターがホストを務めるトーク番組には事欠かないが、「The Shop」はほかと一味違う。レブロン・ジェームズとマーベリック・カーターがワーナー・ブラザーズとターナー・スポーツから1580万ドルの投資を受けて2015年に立ち上げた会社「Uninterrupted」がケーブルテレビ局の老舗HBOと組んで番組をプロデュースしているのだ。

 全8回で初回の放送は8月28日。ゲストにはラッパーの大御所スヌープ・ドッグ、NFLニューヨーク・ジャイアンツの人気選手オデル・ベッカム・ジュニア、NBAゴールデンステイト・ウォリアーズに所属する名手ドレイモンド・グリーン、アカデミー賞でホストを務めた全国区のコメディアン、ジョン・スチュワートなどビッグネームが名を連ねる。

 ふたりは2015年、アメリカの映画会社ニューライン・シネマと組んでNBAドラフトの実話を基にしたコメディ映画の製作に乗り出すなど、もともとメディア事業に意欲的なことで知られる。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。『BREAK!「今」を突き破る仕事論』(双葉社)を発売中。http://u0u0.net/Ct2N


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