高級時計ブランドのHUBLOTがW杯に向けて審判用スマートウォッチを開発 VARと連動し、微妙なゴールの判定に活用
2018年04月02日 コラム テクノロジー/デジタル Written by 川内 イオ

6月に開幕するサッカーワールドカップ・ロシア大会で公式タイムキーパーを務める時計ブランドのHUBLOT(ウブロ)が、審判員が着用するスマートウォッチを発表した。
FIFA(国際サッカー連盟)からの要請を受けて同社が初めて手掛けたスマートウォッチの名は、「Big Bang Referee 2018 FIFA World Cup Russia」。最大の目玉は、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)との連動だ。
VARは試合中の得点、PKの判定、一発退場の判定、警告や退場における選手の特定などで使用されるツールで、専属の国際審判員「ビデオ副審」がピッチ上の3人のレフェリーを補佐するとともに、30台以上のカメラで撮影された映像を分析した結果を伝える。
VARは現在、ブンデスリーガ、セリエA、アメリカのメジャーリーグサッカーなどで使用されており、ワールドカップに向けて、昨年のコンフェデレーションズカップやクラブワールドカップでもテストされてきた。
こうして満を持してワールドカップに導入されるのだが、懸念されているのは判定に時間がかかること。特にボールがゴールラインを割ったかどうかという判定には数分かかることもあり、これまでのテストでは選手や監督から不興を買っていた。
このスマートウォッチは、そうした課題を解決するかもしれない。VARと接続されており、ボールがゴールラインを割ったかどうかの判定の際には、インスタントリプレーにアクセス。ボールがゴールラインを越えたときには通知する機能を備える。「ビデオ副審」と連携しつつ、主審がその場で自分の目でボールの行方を確認できるようになったのだ。これによって判定にかかる時間の短縮が期待される。
ウブロは、ワールドカップを記念して一般向けにも2018本限定で販売。専用のアプリケーションをダウンロードすると、キックオフの15分前に通知が入るほか、イエローカードとレッドカードの情報、選手の交代とゴールもリアルタイムで通知される。さらに、ゴールが入るたびに振動し、「ゴール」と表示される。試合中は、スコア、イエローとレッドのカードの数、得点者の名前、選手の交代および試合時間などが表示され、常にワールドカップを感じられる造りになっている。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。『BREAK!「今」を突き破る仕事論』(双葉社)を発売中。http://u0u0.net/Ct2N
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