ホーム球場を大胆にリニューアルしたニューヨーク・メッツ ブリュワリーをオープンし、クラブシートも大改装
2018年03月29日 コラム 施設 Written by 川内 イオ
![](https://d2a0v1x7qvxl6c.cloudfront.net/files/sbo.cs-park.jp/report/208/14406909635abba2eec6394.jpg)
「観戦体験の向上」を目指して、スタジアムのエンターテインメント化が進むアメリカ。昨シーズンの観客動員数が246万人で、2016年の279万人から33万人落ち込んだMLBのニューヨーク・メッツも、シティ・フィールド球場の一部をリニューアルした。
ユニークなのは、ビールのブリュワリーを造ったこと。独自の醸造所を持たず、世界各地でオリジナルビールを作る「ファントムブリュワー」として知られるデンマークの人気クラフトビールブリュワリー、ミッケラーがスタジアムの敷地内にブリュワリーを開いているのだ。そこでは60種類のビールが販売されており、なかには野球をテーマにしたビールもあるそう。チケットなしで誰でも入ることができるレストランも併設されている。
右翼側にある「シティパビリオン」も改装。200㎡あるこのスペースはラウンジスタイルで、軽食、アルコールとソフトドリンクを提供する新しいプライベートバーが新設された。ファンは、自由に移動できるベンチ席でくつろいだり、スタンディングで飲食を楽しみながら観戦できるようになった。
シティ・フィールド球場のホームベースの真後ろにある、クラブシートと呼ばれる最も金額の高い席も衣替え。席からすぐにアクセスできる専用バーは「Delta Sky 360 club」から「First Data Club」に名称を変え、面積も倍増しておよそ200㎡超になった。
「First Data Club」では無料で飲食ができるほか、自席で試合を観戦しながら、日本にも進出しているハンバーガーチェーン、シェイクシャックやフライドチキン&ワッフルを提供するNYの人気レストランSweet Chickなどのメニューを注文することができる。
さらに、メッツは映画会社とコラボレーションし、専用バーで『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』など映画に関連したAR体験の提供を予定しているそうだ。
ほかにもチームグッズの無料プレゼントや、新しくスポンサー契約を結んだニューヨークの宝くじとの取り組みなど、ソフトからハードまで観客をスタジアムに惹きつける策が盛りだくさん。これらがどう影響するのか、今シーズンの観客動員数に注目だ。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。『BREAK!「今」を突き破る仕事論』(双葉社)を発売中。http://u0u0.net/Ct2N
-
【求人情報】PREMIUM LIFE FITNESSパーソナルトレーニングジム /スタッフ及び店舗マネージャーの募集
【主な業務内容】・パーソナル、もしくはセミパーソナルでのトレーニングサービス提供・トレーニングサービスに付帯する業務(カウンセリング、メニュー作成、顧客対応等)・店舗フロント業務(電話受付、清掃等)・
-
開催場所 :流山市内公立中学校開催期間 :〜2025年3月対象部活動:ソフトテニス(1部活動)・卓球(1部活動)・柔道(1部活動 女性指導者希望)年間時間 :100時間(各部活動年間100時間の指導と
-
【求人情報】スタッフ(パーソナルトレーナー) 募集/Unitedone
パーソナルトレーナー(業務委託/アルバイト)【 服務規程 】 ●求める人材像 【清潔感、コミュニケーション力、チャレンジ精神、容姿端麗のある方】●活かせる経験 【各種トレーニング指導資格、鍼灸・按摩マ
![](/img/topic.png)