AIによる無人の自動車レース「ロボレース」で使用されるマシンが発表! ハリウッドで活躍するデザイナーがデザインした近未来のレーシングカー
2017年03月02日 コラム テクノロジー/デジタル Written by 川内 イオ
2014年9月に始動した電気自動車のF1レース「フォーミュラE」が、独自の進化を遂げている。毎年秋に開幕するフォーミュラEの2016-17シーズン、レギュラーのレースに加えて、ドライバーがいないロボカーによる無人レース「ロボレース」が開催されるのだ。
このレースが競うのは、従来のような車体の性能でも、もちろんドライバーの力量でもない。全10チームがアメリカのテクノロジー企業キネティック社が提供する同じ車体を使い、レース用人工知能(AI)の優劣を競う。
当初の予定では昨年11月ごろにデモンストレーションが行われる予定だったが、遅れること3カ月、2月18日に「フォーミュラE」が開催されたアルゼンチンのブエノスアイレスで、テスト用モデル「DevBot」2台によるデモンストレーションが行われた。「DevBot 1」は、時速185キロの最高速度を記録。一方の「DevBot 2」は、コーナリングで失敗して壁に衝突するなど話題を呼んだ。
そして2月27日、バルセロナで開催されたモバイル業界で世界最大の展示会「Mobile World Congress」で、ついに本戦に使用されるロボカーが発表された。
近未来のレーシングカーのような流線型のデザインは、元フォルクスワーゲンのシニアデザイナーで、現在フリーのコンセプトデザイナーとしてハリウッドのSF大作『トロン: レガシー』『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の車両、『オブリビオン』の小型飛行艇などのデザインを手掛けたダニエル・サイモン氏が担当。時速200キロで走行可能と発表されている。
ロボレースは「フォーミュラE」の前座として行われる予定だが、世界初の無人カーレースの正式な日程はまだ発表されていない。初戦は世界から注目を集めるのが確実なだけに、開催地との駆け引きが行われている可能性もある。
ちなみに、通常のレースでは優勝チームのドライバーが表彰台に上がるが、ドライバー不在のロボレースでは、AIの開発を担当したコンピューターエンジニアが表彰台でシャンパンファイトをすることになるようだ。スターエンジニアが生まれる日も近い?
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、 新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。 ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。
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