【スポーツを支援する企業インタビュー vol.1 株式会社オンズホールディングス 新井健太郎社長
2016年08月06日 インタビュー スポンサーシップ/パートナーシップ Written by スポンサーマーケット
SJNでは今回より、いろいろなスポーツとの出会いと、そのスポーツを支援する企業を結び付ける「スポンサーマーケット」のご協力を得て、記事提供を頂くことになりました。
そこで、第1回は7人制女子ラグビーチーム・東京フェニックスを支援している、株式会社オンズホールディングスの新井健太郎社長のインタビュー記事となります。
「スポーツを支える企業」へのインタビューを通して、なぜスポーツを支えるのかという視点から、企業にとってのスポーツとの関わりをお届けします。
(出典: 「スポーツ×マーケティング×社会貢献」2015年8月20日)
※記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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――いつも「東京フェニックス」の支援をしていただきましてありがとうございます。まずは株式会社オンズホールディングスについてお聞かせください
「当社はマンションディベロップメント事業を中心とした企業です。マンションの設計から販売、賃貸の仲介やオーナー管理も行っています。また、アイアルオンズという保育とシニアのデイサービスを提供するサービスも行っています」
――マンションディベロップメントと保育、デイサービスはあまり関係がないように感じますが、なぜアイアルオンズを立ち上げたのでしょうか?
「私の子どもが学童保育で俳句を書いてきたのがきっかけでした。たまたま学童に来ていたお年寄りが俳句を教えてくれたようで、他にも植木鉢の受け皿を作ったりし、お年寄りと触れ合うことは得ることも多いのではないかと感じました。
逆にお年寄りも子どもと触れ合うことで得るものは多いのではないでしょうか。そして、もともと起業した時からシニアに対するサービスを行いたいという気持ちもありました。
そこで保育とシニアの融合ができるサービスを提供したいと考えました。ちょうど、そのようなことを考えていたときに、支店も出している名古屋で待機児童数が多く困っているという現状を知りました。販売物件で多くの売り上げをあげさせていただき、お世話になった名古屋に少しでも還元し、恩返しできればという想いで、名古屋に保育園を立ち上げました。
また当社は基本理念としてライフパートナー企業でありたいと掲げています。当社の物件を買っていただいた方もいずれ年を取ります。そうなった時に、介護のいらない体をつくってあげられるデイサービス型のリハビリ施設をつくり、孫と触れ合ったり自分のやりたいことができるゆとりのある時間を提供したいです。
場合によっては今お住いの物件が不要になり、売却や賃貸などを希望されるお客さまもいらっしゃるかもしれません。そういった要望に応えるためにも株式会社オンズリーヴェストのような会社をつくり、お客さまに必要なサービスを提供していきます。
オンズホールディングスにはさまざまな会社がありますが、儲けようと思って会社をつくっているわけではありません。お客さまの声を聞き、われわれが必要だと感じたサービスを会社にしてきました。
保育・シニア向けサービスを提供しているアイアルオンズに関しても必要と感じたからつくりました。利益は出ていませんが、仕事は利益だけではありません。不動産は利益を追求すべき事業かもしれませんが、それとは別に社会性のある事業を行うことで衣食住を全て賄えるような環境改善を行っていきたいと考えています」
――確かに利益を追求するだけでは事業の継続性はないかもしれません。それではなぜスポーツを支援しようと思ったのでしょうか?
「以前はJリーグのチームを支援していましたが、本当はアマチュアスポーツを支援したいと考えていました。アマチュアスポーツの選手の多くは昼間仕事をして、その合間に練習しています。彼らは純粋にそのスポーツが好きで一生懸命やっています。
そういった健康な心を持った人たちを応援することはスポーツを育てることにもつながります。スポーツをすることでストレスを発散したり、苦しさを耐える力も培われる。そういう人が増えれば日本ももっと健康になるのではないでしょうか。
市民大会や少年サッカーなど、特に少年少女たちのスポーツを今後応援していきたいですね。彼らがスポーツで学んだことは必ず社会に出て役に立つと考えています」
――スポクリ(※)では7人制女子ラグビーチーム「東京フェニックス」を支援していただいていますが、女子ラグビーを支援する理由をお聞かせください。
(※クリックをすることによって、あなたの代わりにスポンサー企業からスポーツチームへと支援金が支払われる仕組み。https://spocli.com/index.php)
「女性を応援するのは大切だと考えています。不動産販売をやっていると、買うときに奥さんの意見が非常に大きいから(笑)。
これは冗談ですが、女性が頑張ってくれた方が日本にとってもいいことがある。保育園もそういう意味では女性を応援するためにあります。
そういった中でたまたま東京フェニックスからお話をいただきました。女子ラグビーについては知らなかったのですが、女子がラグビーをするというのはどういうことなのか興味を持ちました。
7人制ラグビーは特にスピード感もあって見ていて楽しそうでした。私のテーマでもある女性を応援するという意味でもマッチしていました。支援の最後の決め手は東京フェニックスの四宮監督の人柄ですね。彼の人柄がよかったのも応援するきっかけでした。
フェニックスに所属している選手たちもみんないい子です。親も積極的に参画してくれています。ラグビーをしているご家族はみんないい家族で心が健康だと感じました。
現在、アイアルオンズで東京フェニックスの選手が働いています。これからも、他の職種でもいいので、弊社がスポーツ選手の受け皿になれればいいと思っています」
――確かに女子ラグビーは見ていて面白いですし、女性を応援するという意味ではぴったりのスポーツですね。最後にスポーツを通して実現したいことを教えていただけますか?
「昔、特に都内の子どもたちは、なかなか外で遊ぶ環境がありませんでした。最近では整ってきているところもありますが、まだまだ不足していると感じています。もっともっと少年少女がスポーツを楽しめる環境をつくっていきたいです。
スポーツをすることで心と体が鍛えられ、チームプレーをすることで周りが見えるようにもなります。上下関係も大切です。先輩は怖い存在でしたが、優しい存在でもありました。こういう環境からさまざまなことを得ることができると思います。
なによりも子どもがたくさんいると活気があり、未来を感じることができます。子どもが成長できる環境もスポーツは整えることができます。子どものころからスポーツをやることで明るいいい子に育つのではないでしょうか」
――新井社長、ありがとうございました!
【了】
記事提供:スポンサーマーケット
スポンサーマーケットはその名の通り「スポンサー」のマーケットです。
さまざまなスポーツのスポンサー情報を集めることで、まだ見たことのないスポーツや、世界で戦っているスポーツなど、いろいろなスポーツとの出会いとそのスポーツを支援する企業を結び付けます。
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