ヨーロッパで自転車レースのリーグ戦を創設か!?強豪チームが水面下で協議
2023年11月02日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ
ヨーロッパの複数の自転車競技チームが、新たなリーグ戦の設立の可能性について協議しているとロイター通信が報じている。
名門のイネオス・グレナディアーズや、ツール・ド・フランスの覇者ヨナス・ヴィンゲゴールを擁するジャンボ・ヴィスマなど5チームが初期段階の協議に参加しており、さらに多くのチームが参加する可能性があるという。
その背景には、ツール・ド・フランス、ラ・ブエルタ、ジロ・デ・イタリアといったサイクリングのトップレースから得られる利益の大半がイベント主催者に流れていることにある。ジロ・デ・イタリアは現在RCSスポーツが運営し、他の2レースはアマウリー・スポーツ・オーガニゼーション(ASO)が運営している。
現在検討されている新リーグでは、レースから得られる利益の一部をチームに分配することを目的としている。このリーグは、外部の投資家によって支援される可能性がある。大手会計事務所のアーンスト・アンド・ヤング(EY)は、投資家からの関心表明を求めているようだ。
F1の元オーナーで、女子テニス協会(WTA)やラ・リーガ(サッカー/スペイン)など数多くのスポーツビジネスに投資しているCVCキャピタル・パートナーズもリーグへの投資に関心を示していると報じられている。このプライベート・エクイティ・ファームは、以前はF1も所有していた。
サイクリング・チームが新しいサイクリング・リーグ・プロジェクトを模索するのはこれが初めてではない。2012年末に8チームがワールド・シリーズ・サイクリング(WSC)というリーグ・プロジェクトを立ち上げたが、採算性が懸念されて計画は実現しなかった。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『稀食満面 そこにしかない「食の可能性」を巡る旅』が発売。https://amzn.to/3UBIJxl
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