7/3開幕のウインブルドン選手権、フォートナイトのオンラインプラットフォームでオリジナルゲームの提供開始

2023年07月02日 コラム アプリ/ゲーム Written by 川内　イオ

7月3日に開幕するテニスのウインブルドン選手権の主催者、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ（AELTC）は、オンラインゲーム「Fortnite（フォートナイト）」のオンラインプラットフォームでオリジナルゲーム『Race to Wimbledon』の提供を開始した。

このゲームは、ビッグベンやロンドン・アイを含むロンドンのランドマークを走り、ドライブし、空を飛び、巨大なイチゴやテニスラケットなどの障害物を回避しながら、ウインブルドンのセンターコートにたどり着くまでのタイムトライアル。

プレーヤーは、ウインブルドンで2度の優勝を誇り、2012年のロンドンオリンピックの金メダリストでもあるブランドアンバサダー、アンディ・マレーの記録と競う。マレーに勝つと、2024年選手権の男子決勝戦のチケット、旅行、宿泊が当たるアメリカン・エキスプレスの抽選に参加することができる。

また、開幕に合わせて7月3日からゲームの「チャンピオンシップズモード」が開始され、トップ10に入ると、大会に関連した賞品（2024年ウインブルドン選手権の準決勝チケットやウインブルドンショップのアイテムなど）を獲得できる。

AELTCは若年層の取り込みに積極的で、昨年には「フォートナイト」と並ぶ世界的人気のオンラインゲームプラットフォーム「Roblox（ロブロックス）」で18歳以下のファンを対象に『ウインブルドン・ワールド』というゲームを提供している。こちらはすでに1200万人以上がアクセスし、そのうちの80％は24歳以下だった。

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川内イオ●文　text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター＆ライター＆イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『稀食満面 そこにしかない「食の可能性」を巡る旅』が発売。https://amzn.to/3UBIJxl