Amazon創業者のジェフ・ベゾス、NFLのワシントン・コマンダーズ買収に向けて本格始動か!?
2023年02月28日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ
巨大IT企業Amazonの創業者で現在は取締役会長を務めるジェフ・ベゾスが、スポーツ業界参入を検討しているようだ。
『ワシントンポスト』は、ベゾスがナショナルフットボールリーグ(NFL)に所属するワシントン・コマンダーズの買収を検討するために、投資・コンサルティング会社のアレン&カンパニーを招聘したと報じている。『ワシントンポスト』はベゾスが所有するメディアだけに、信ぴょう性が高い。
ベゾスのコマンダーズ買収のうわさは、2019年から報じられてきた。2022年秋の報道によると、音楽界の大物ジェイ・Zやハリウッド俳優のマシュー・マコノヒー、NBAを代表するスーパースター、ケビン・デュラントなどがベゾスとともに入札に加わる可能性もある。
今回のアレン&カンパニーの招聘は、買収に向けた大きな一歩だ。現地報道によると、同社は2018年、ヘッジファンドマネージャーのデビッド・テッパー氏によるカロライナ・パンサーズの買収(22億7500万ドル)、2022年、ウォルマートの創業者長男であるロブ・ウォルトン氏率いるグループによるデンバー・ブロンコスの買収(46億5000万ドル)にも携わっている。
アメリカの経済紙『フォーブス』によると、コマンダーズの経済価値は56億ドル。ベゾスの資産は推定1190億ドルで、資金的には余裕がある。しかし、コマンダーズの現オーナー、ダン・スナイダーは、『ワシントンポスト』が以前、セクハラなど組織内の不適切な行為を報じたことを根に持っているとされる。そこで、ベゾスは『ワシントンポスト』の売却も視野に入れているようだ。
これまで、前述したデンバー・ブロンコスの買収額がNFLの過去最高だったが、コマンダーズの買収額はこれを上回る可能性が高い。ベゾスによる買収劇に注目が集まる。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『稀食満面 そこにしかない「食の可能性」を巡る旅』が発売。https://amzn.to/3UBIJxl
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