NHLに次ぐ人気に! アメリカで大きな注目を集める3対3のアイスホッケーリーグ「3ICE」
2022年11月04日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ
アメリカで今年6月18日から9週間にわたって、3対3のアイスホッケーリーグ「3ICE」が開催された。3ICEには6チームが参加し、8つの都市を巡って、各都市で1日開催のトーナメントに参加する方式だ。各チームは6人のスケーターと1人のゴールキーパーで構成され、試合は8分ハーフ、NHLとは異なる独自のルールで行われる。
開幕戦3試合、準決勝2試合、優勝決定戦の6試合が3時間に収まるコンパクトさが売りで、CBSスポーツと複数年の放映権契約を結んでいるほか、カナダでは2社と契約、国際放送ではESPNと契約し、180カ国以上で放送された。今年がファーストシーズンながら、テレビ放送の観点でいうと、3ICEは北米でNHLに次ぐ2番目に大きなプロホッケーリーグになった。
42人の選手のうち約35%はNHLでプレーした経験があり、現在はヨーロッパか北米のマイナーリーグでプレーしているか、大学を卒業したばかりの若い選手などが参加している。
魅力的なのは、報酬だ。毎回、トーナメントの優勝チームのメンバーはそれぞれ7000ドルの賞金を得る。さらに、他の5チームには順位に応じた報酬が支払われる。シーズンを制したチームのメンバーは個々に12万7000ドルを得る。ほかにも、リーグ得点王が1万ドルのボーナスを得るなど、個人賞が用意されている。
その結果、3ICEではわずか9週間で、トップ選手は17万ドル以上稼いだ。その他の選手も2万ドルから5万ドルを得ている。ちなみに、NHLの下部組織にあたるアメリカン・ホッケー・リーグに所属している選手の報酬は年間6万~7万ドルだ。
最初のシーズンを終えた3ICEはすでに大きな注目を集めており、創設者兼CEOであるE.J.ジョンストン氏は来夏に控えるセカンドシーズン、NHLの経験者が60〜75%に増えるだろうと予想している。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業フロンティア 越境するネクストファーマーズ』(文藝春秋)が発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4166613367/
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