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マイケル・ジョーダンの長男が高校生のバスケットボールトーナメント「NFTジャム」を開催

2022年09月03日 コラム Written by 川内 イオ

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NBAの伝説的選手、マイケル・ジョーダンの息子、ジェフリー・ジョーダンが共同設立したNFTベンチャーのHeirが、名前、画像、肖像権の取引(NIL)で契約する18人の高校生アスリートによる2日間のバスケットボールトーナメント「NFTジャム」を開催することを発表した。

アトランタで開催されるNFTジャムは、1990年代のビデオゲーム「NBAジャム」にインスパイアされた2対2のフルコート・トーナメントで、各試合は3分間のクオーターで行われ、トーナメントは一般に公開される。高校バスケットボールの有望選手がより多くの観客に自分の才能をアピールする場でもあり、ファンは、Heirのプラットフォームを通して特典やデジタルグッズを手に入れることができるようだ。

現地報道によると、このトーナメントの目的は、Heirとそのアスリートの知名度を上げると同時に、ノスタルジックな雰囲気の中でWeb3.0(巨大企業による独占からの脱却を目指す「分散型インターネット」と称される次世代のインターネット)の良さをファンに伝えることにある。そのため、Heirのアンバサダーとなった18人の選手全員を対象にWeb3.0の教育ワークショップ「Web23 House」も開催される。

ジェフリー・ジョーダンは現地メディアに対し、個々のアスリートがコンテンツから収益を得て、ファンと直接つながることができるブロックチェーンベースのソーシャルプラットフォームの拡大を目指すとしている。

マイケル・ジョーダンがアドバイザーを務めるHeirは昨年12月、シード資金ラウンドで1000万ドルを調達。NBAのスター、ステフィン・カリーが共同設立した制作会社Unanimous Mediaの最高責任者やマーケティングエージェンシーの創設者がパートナーに就いている。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業フロンティア 越境するネクストファーマーズ』(文藝春秋)が発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4166613367/


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