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MLBのアトランタ・ブレーブスが地元大学に通う学生アスリートと肖像権契約を締結

2021年09月06日 コラム Written by 川内 イオ

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アメリカのジョージア州アトランタに拠点を置くMLBのアトランタ・ブレーブスは、ジョージア大学の体操選手レイチェル・バウマン、ジョージア工科大学のアメリカンフットボールの選手ジョーダン・イェーツと肖像権契約を結んだ。

これは今年7月、全米大学体育協会(NCAA)における学生アスリートの肖像権契約の方針の変更が影響している。これまで学生アスリートが自身の肖像権によって収益をあげることは禁じられていたが、7月から容認されることになり、大学に所属するアスリートが個人として企業などと契約を結べるようになったのだ。

ブレーブスは、この方針変更が発表されてすぐにインスタグラムで学生アスリートを募集した。応募条件は、地元(ジョージア州)の大学に通う学生アスリートであること、ブレーブスのファンであること、ソーシャルメディアに積極的であることなどで、約500人の応募者の中から2人が選ばれた。

レイチェル・バウマンは昨年、体操競技の平均台で3冠を達成しており、インスタグラムのフォロワーは8000人を超える。ジョーダン・イェーツは昨シーズン、ジョージア工科大学でバックアップ・クォーターバックとして3試合に出場している。

ブレーブスは、MLBで最初に学生アスリートと契約したチームとなった。今後、2人はブレーブスのソーシャルメディアおよびマーケティングチームと提携し、新しいファンの開拓などに協力することになる。なお、契約金額は明らかにされていない。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『1キロ100万円の塩をつくる: 常識を超えて「おいしい」を生み出す10人』(ポプラ新書)が発売中。https://amzn.to/2ZaM9Mz


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