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コロナがきっかけ。NHLのフィラデルフィア・フライヤーズがコンテンツ部門を立ち上げ

2021年03月30日 コラム Written by 川内 イオ

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米ナショナルホッケーリーグ(NHL)のフィラデルフィア・フライヤーズが、コンテンツ部門を立ち上げた。部門の名称は「On the Fly Productions(オン・ザ・フライ・プロダクション)」。

ユニークなのは、「On the Fly Productions」がフライヤーズ専門の部署ではないこと。オーナー企業で、スポーツエンターテインメントを手掛けるComcast Spectacor社は、インドアラクロスのナショナル・ラクロス・リーグに所属するフィラデルフィア・ウィングス、フライヤーズのチャリティー部門であるフライヤーズ・チャリティー、フライヤーズの本拠地として使用しているウェルズ・ファーゴ・センターを所有しており、これら全ての事業のマーケティングおよびクリエイティブ部門を担う。

このプロダクションを率いるのは、フライヤーズとウェルズ・ファーゴ・センターのマーケティング担当上級副社長を務めるMark Zarthar氏で、Comcast Spectacor社のさまざまな部門から集めた30人のチームが結成される。また、ウェルズ・ファーゴ・センター内に、ポッドキャストなどに対応した、約100平米の制作スタジオが設けられる。

コンテンツ部門の新設について、Mark Zarthar氏は現地の取材に対して、新型コロナウイルスがきっかけになったとコメントしている。パンデミックによって試合が延期されたり、無観客開催になる中で、ファンは以前よりも選手やチームについての情報を求めるようになっていて、「コンテンツの重要性が浮き彫りになった」としている。

さらに、この取り組みによって、コンテンツ制作やデジタルコミュニケーション戦略のために外部の代理店を利用するのを減らすと同時に、アウトプットのクオリティーを高める目的がある。

フライヤーズは新部門の設立に先駆けて長編ビデオシリーズ「New Heights」を作成し、2月に第1話を公開している。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『1キロ100万円の塩をつくる: 常識を超えて「おいしい」を生み出す10人』(ポプラ新書)が発売中。https://amzn.to/2ZaM9Mz


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