ジェイ・Z率いるタレントエージェンシー、リーズ・ユナイテッドと契約
2020年12月07日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ
アメリカのタレントエージェンシー「Roc Nation(ロック・ネイション)」が、17シーズンぶりにイングランドのサッカー・プレミアリーグ復帰を果たしたリーズ・ユナイテッドと戦略的パートナーシップ契約を結んだ。
ロック・ネイションは、世界的人気を誇るラッパー、 ジェイ・Zがオーナーを務める。リアーナ、アリシア・キーズといった音楽業界のスターのほか、マンチェスター・ユナイテッドの背番号10を背負うマーカス・ラッシュフォード、プレミアリーグ年間MVPに輝いたマンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネ、昨年のラグビーワールドカップで優勝した南アフリカ代表のキャプテン、シヤ・コリシなどのビッグネームと契約しているが、プレミアリーグのクラブとの契約は初めて。
ロック・ネイションは特にアメリカとアジアでのリーズのブランドの拡大、クリエイティブの活性化、PRとマーケティングを担う。この契約にあたり、ロック・ネイションはリーズ市内の建物に描かれた現リーズの要、カルバン・フィリップスと、クラブのレジェンド、アルバート・ヨハネソン、ルーカス・ラデベの3選手の巨大な壁画をプロデュースした。この壁画は、ストリートアーティストのAkseP19が描いたもので、ロック・ネイションらしいユニークな仕掛けといえるだろう。
今年7月には、イタリア・セリエAの名門、ACミランとも提携。ACミランはエンターテインメント分野に活動の範囲を広げることでファン層の拡大とブランドの確立を目指しており、今年5月には、ロック・ネイションと共同でオンラインチャリティーイベント「FromMilanwith Love」を開催した。
こちらは、今年1月のグラミー賞で最優秀ラップ/歌唱・パフォーマンス賞を受賞したDJキャレドが主催し、アリシア・キーズも登場した。11月20日には、同じくDJキャレドの主催で「FromMilanwith Love:Next Gen」を開催している。
ACミランのような財力や認知度を持たないリーズがロック・ネイションと共にどのような活動を展開するのか、今後に注目だ。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦』(文藝春秋)が発売中。https://amzn.to/2MKcg7g
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