インドのクリケットプロリーグ「インディアンプレミアリーグ」、今季はUAE開催へ
2020年08月10日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ
インドで、仰天プランが進行している。インドのナンバーワン人気スポーツといえば、クリケットのプロリーグ「インディアンプレミアリーグ(IPL)」。8チームで構成され、上位4チームがプレーオフに進み、優勝チームを決める。昨年5月に開催されたプレーオフ決勝では、ライブストリーミングの同時視聴者数が1860 万人を記録している。
今年のIPLは3月から5月に行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、無期限延期されている。そこで、インドのクリケット管理委員会(BCCI)とIPL運営理事会は、IPLをアラブ首長国連邦(UAE)で開催することを決定した。
UAEは積極的に新型コロナウイルス感染症対策を実施しており、人口当たりのPCR検査数も世界トップを誇る。また、クリケットの国際競技連盟である国際クリケット評議会(ICC)の本部が置かれ、サッカーに次いでクリケットが人気スポーツで、スタジアムもある。アメリカ、ブラジルに次いで150万人を超えるなど、コロナ収束のめどが立たないインドではなく、より安全なUAEで開催しようという大胆な判断だ。
IPLのUAE開催は、オーストラリアで10月18日に開幕を予定していたクリケットの世界選手権ICC T20ワールドカップがコロナ禍で延期されたことで動き始めた。すでにIPL運営理事会は日程を発表しており、2020年のIPLは9月19日から11月8日の期間、ドバイ、シャルジャ、アブダビにある3つの会場で60試合が行われる見通し。
BCCIとUAEは会場に観客を入れることを検討しており、その場合、スタジアムの収容人数の50%に限定する。UAEはインドのクリケットファンも受け入れる意向で、ファンは入国の96時間以内にPCRテストを受けるか、空港に到着してからPCRテストを受ける必要がある。陽性と判定された人は14日間隔離される。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦』(文藝春秋)が発売中。https://amzn.to/2MKcg7g
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