新型コロナウイルス対策でF1が「ヴァーチャルグランプリ」開催。ユニークなドライバーがゲームで腕を競う
2020年04月03日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ

新型コロナウイルスの影響により、オーストラリア、バーレーン、ベトナム、中国、オランダ、スペインでのレースを延期、モナコでのレースを中止したF1が、ヴァーチャルレースに舵を切った。PC版ゲーム『F1 2019』を使用した「F1 eスポーツヴァーチャルグランプリ」の開催を発表したのだ。
最初のレース「ヴァーチャルバーレーングランプリ」は3月22日に行われた。ゲーム画面に並ぶのは実際にF1に参加しているレーシングカーで、レーサーには業界を超えて多彩なメンバーが集結した。
その一部を紹介しよう。例えば、レッドブルは自転車競技で五輪の金メダルを7回獲得したクリス・ホイとプロドライバーのフィリップ・エング、ルノーはフォーミュラ2のエースである中国出身の周冠宇とゴルフ界のスター、イアン・ポールター、ウィリアムズはF1ドライバーのニコラス・ラティフィ、シンガーソングライターでワンダイレクション元メンバーのリアム・ペインを起用した。
このユニークなメンバーがハンドルではなくゲームのコントローラーを握ってタイムを競い、レースの模様はTwitch、YouTube、FacebookのF1公式チャネルで配信された。優勝したのは、ヘルメット、レーシングスーツ、グローブにブーツとフル装備で臨んだ周冠宇(ルノー)。2位にはフィリップ・エング(レッドブル)、3位にはF1ドライバーのランド・ノリス(マクラーレン)が入った。
F1は、今後もF1のスケジュールに従って同様のレースが開催するとしており、5回のヴァーチャルグランプリが予定されている。また、レースのない週末には世界中のファンがドライバーと直接対決する「オンラインエキシビションレース」も開催されるようだ。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦』(文藝春秋)が発売中。https://amzn.to/2MKcg7g
-
【求人情報】一般事務スタッフ及び人事労務、総務、経理スタッフ募集/スポーツデータバンク株式会社
【事業内容】1) 学校部活動の地域移行事業(持続可能な地域スポーツ・文化芸術活動の環境整備)2) スポーツヘルスケアツーリズム事業(調査事業・自治体と連携したキャンプ・合宿誘致支援)3) 新たな価値を
-
【求人情報】イベント企画・制作・運営担当/ランニング、サッカー、バスケ、ヨガなどイベントの企画・運営会社
【募集職種・業務内容】① イベント企画・制作自社で0から企画を創る自社イベントと自治体や企業から依頼される請負イベントの両方の企画・制作・運営をおこなっていただきます。ニーズを掴み分析するマーケティン
-
【求人情報】体操教室の指導員募集/株式会社フジスポーツクラブ
【募集職種】 体操教室指導員【業務内容】幼児~小学生までのお子さんをご担当いただきます。年齢・レベル別に(キッズ・幼児・幼小・小学生・上級/高学年以上)のクラスがあります。1クラスは13~14名。そ
