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UEFAとディズニーがコラボ!人気映画をベースにした女の子向けのサッカープログラムを開発

2020年02月28日 コラム Written by 川内 イオ

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欧州サッカー連盟(UEFA)は、草の根レベルで女子サッカープレーヤーを増やすために、ディズニーと提携してサッカープログラム「PlayMaker」を開発した。これは、昨年にUEFAが定めた女子サッカーについての戦略「Time for Action」の一環で、この戦略では「2024年までに女子サッカープレーヤーを2倍にする」ことを目指すとしている。

UEFAは、現在サッカーをしていない5〜8歳の少女を対象に、スコットランド、ノルウェー、ベルギー、ポーランド、オーストリア、ルーマニア、セルビアの各国協会を通じて、学校、クラブ、地域コミュニティで「PlayMaker」を展開する。

Playmakerの最初のセッションは、世界的な大ヒット映画『インクレディブル・ファミリー』のストーリーを使ってスタートする。コーチの指導によって参加者が映画の人気キャラクターを演じることで、仲間とコミュニケーションを取りながらチームワークを学び、創造力を刺激するのだ。

このユニークな手法は、UEFAから委託されたイギリスのリーズベケット大学が考案したもので、女の子たちがスポーツに参加する動機付けに関する学術研究に基づき、遊びをベースにしたセッションになっている。

年内にはUEFA圏内の他の国や地域でも「PlayMaker」の導入がスタートし、ヨーロッパ全体に展開された後には、他のディズニー作品を使用した新しいプログラムがリリースされる見通しだ。

UEFAの女子サッカー部長であるNadine Kessler氏は、このコラボに関して「女の子たちにストーリーテリングと遊びを通してサッカーを教えるなら、世界最高のストーリーとキャラクターでそれをすべきで、ディズニーは完璧なパートナーです。Playmakerは、サッカーに触れたことがない、あるいは一般的にあまり活発ではない女の子を引き付けることができます」とコメントしている。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦』(文藝春秋)が発売中。https://amzn.to/2MKcg7g


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