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女性ドライバーの自動車レース「Wシリーズ」が、F1のサポートレースに

2020年02月01日 コラム Written by 川内 イオ

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 昨年、女性ドライバーだけが参戦する自動車レース「Wシリーズ」が開幕した。ドイツツーリングカー選手権(DTM/F1に匹敵する人気を誇るドイツ独自のレース)のサポートレース(日本では「前座レース」ともいわれる)として6レースが開催された。

 日本人の小山美姫を含む18人の女性ドライバーが、F3仕様のイタリア・タトゥース製「T-318」を操り、チャンピオンを目指すシリーズで、初年度はイギリス出身のジェイミー・チャドウィックが優勝し、優勝賞金50万ドルを獲得した。

 ちなみに、ジェイミーは、2015年にイギリスGT選手権で総合優勝し、2018年にはイギリス・フォーミュラ3選手権で女性として初めてレースに勝つなど、女性ドライバーの草分け的存在。F1チームのウィリアムズの開発ドライバーも務めており、今年も継続することが発表されている。

「Wシリーズ」の注目度は高く、昨年12月にはウィリアムズF1チームのタイトルスポンサーを務めているIT企業ROKiTが、メインスポンサーになることが発表された。さらに同月、フェラーリF1チームの代表が「フェラーリ・ドライバー・アカデミーでは今後、女性ドライバーを加入させることも検討している」と発言して話題になった。

 この追い風を受けて、今年2シーズン目を迎える「Wシリーズ」は、早くも拡大する。5月の開幕戦から第6戦までは引き続きDTMのサポートレースになるが、今年1月16日、これに加えてF1のサポートレースとして2戦が追加されることが発表されたのだ。第7戦はオースティン(アメリカ)、最終戦はメキシコシティ(メキシコ)で開催される。

「Wシリーズ」とF1の関係が構築されたことは、女性ドライバーにとっても大きなモチベーションになるだろう。女性にとってもモータースポーツの最高峰であるF1は憧れの舞台であり、F1のサポートレースとして認められたことは、F1への扉を開く第一歩となる。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦』(文藝春秋)が発売中。https://amzn.to/2MKcg7g


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