シティ・フットボール・グループがEAスポーツと提携! 独自番組配信へ
2019年10月01日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ
9月25日、グローバルでサッカー事業を展開するシティ・フットボール・グループ(CFG)は、FIFA公認ゲーム「FIFAシリーズ」を製作するEAスポーツとグローバルパートナーシップ契約を結んだと発表した。
今回の提携により、9月末にグローバル配信される「FIFA 20」には、傘下のイングランド・プレミアリーグに所属するマンチェスターシティFC、アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)に所属するニューヨークシティFC、オーストラリアのAリーグに所属するメルボルンシティFCの男女計6チームが公式に参戦する。
さらに、マンチェスターシティが配信するオウンドメディア「City TV」で、サッカーとゲームの最新トレンドに関する番組が製作される。この番組は、「FIFAシリーズ」のプレーヤーの紹介やEAスポーツが選出する「チームオブザウィーク」、「プレーヤーオブザマンス」など、「FIFAシリーズ」に全面的に焦点を当てた内容になる見通しだ。
マンチェスターシティによると、昨年9月に発売された「FIFA 19」で同クラブがプレーされた回数はこれまでの累計で約2億6400万回に及び、ゲーム内で、フォワードのセルヒオ・アグエロは2億1700万超のゴールを決めているそうだ。番組の製作は、ゲーム内における同クラブの存在感をさらに高め、ファンを増やすという狙いがある。
CFGは以前からeスポーツに力を入れており、傘下の3クラブそれぞれが、「FIFAシリーズ」専任として強豪プレーヤーと契約している。今年5月には、ニューヨークシティFCに所属するクリス・ホリーがスペインのマドリードで開催された第1回の「UEFA eチャンピオンズリーグ」で優勝している。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。『BREAK!「今」を突き破る仕事論』(双葉社)を発売中。http://u0u0.net/Ct2N
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