格闘技団体WWEが音声メディア「ポッドキャスト」に進出
2019年09月03日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ

アメリカで生まれた世界最大のプロレス団体で、グローバル展開も進めるWWEが、音声メディア「ポッドキャスト」を使ったサービスをスタートさせるようだ。オーディオに特化したエンターテインメントスタジオ「Endeavor Audio」と組んで、複数のスーパースターに焦点を当てたシリーズを含む「WWE Podcast Network」を立ち上げると発表した。
WWEは2002年に「WWEスタジオ」という独自の映像コンテンツ制作スタジオを設立しており、著名な俳優、女優とWWEのレスラーを起用した映画などを製作してきた。最近では、ネットフリックスと提携して、WWEのスター、ビッグ・ショーを起用した30分のコメディ番組の放送が決まっている。これまで映像コンテンツに力を入れていたWWEが、初めて音声メディアを手掛けることになる。
誰が強いのかを競う日本のプロレスと違い、WWEはショー的な要素が非常に強く、ドラマ仕立てのストーリー性の高い展開が特徴だ。WWEアドバンストメディアのエグゼクティブバイスプレジデントであるJayar Donlan氏はこうコメントしている。
「ストーリーテリングはWWEの中核であり、ポートフォリオにオーディオのジャンルを追加したいと考えている。ポッドキャストのエキスパートであるEndeavor Audioと組むことで、ファンにユニークなコンテンツを提供し、プラットフォームを通して新しい視聴者にリーチすることができる」
Endeavor Audioは、アカデミー賞を受賞したオーディオドラマ「BLACKOUT」の製作などで知られる。「WWE Podcast Network」の全貌は明らかになっていないが、すでに現地メディアの注目度が高く、話題を呼ぶのは確実だ。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。『BREAK!「今」を突き破る仕事論』(双葉社)を発売中。http://u0u0.net/Ct2N
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