Twitter、エミレーツFAカップのハイライト動画をDMで英国外のファンに配信〜登録方法もご紹介〜
2019年01月30日 コラム チーム/リーグ経営 Written by SPODIGI
SJNでは、スポーツとスポンサーに焦点を当てたスポーツビジネス考察サイト「SPODIGI(スポディジ)」のご協力を得て、記事提供を頂いております。
今回は、TwitterとFA(イングランドサッカー協会)の提携による、ダイレクトメッセージ(DM)でハイライト動画を配信する取り組みをご紹介します。
(出典:SPODIGI『Twitter、エミレーツFAカップのハイライト動画をDMで英国外のファンに配信〜登録方法もご紹介〜』2019年1月7日)
――◆――◇――◆――◇――◆――◇――◆――◇――◆――◇――◆――◇――◆――◇――◆――◇――◆――◇――◆――◇――◆――◇
■公式アカウントからハイライト動画を直接配信
TwitterはFA(イングランドサッカー協会)と提携し、エミレーツ航空がタイトルスポンサーを務める国内カップ戦「エミレーツFAカップ」のハイライト動画を英国外のファンに届けるための「DM Bot」を作成している。
ユーザーはこのDM Bot上で言語とお気に入りのクラブを選択し承認すると、@通知でハイライト動画を受け取ることができるようになる(注意:DMで直接動画が届くというわけではない)。ハイライト動画には、30秒以内のものや2分間のものなどさまざまある。
登録方法は以下の通り。
イングランド国内カップ戦「エミレーツFAカップ」のハイライト動画をDMで受け取ることが可能に⚽️
手順
1. @EmiratesFACup のページからDMをクリック
2. 言語を選択
3. お気に入りのチームを選択
4. Confirmをクリック
試しに登録してみました
動画が送られると、下のツイートのような@通知のお知らせが来る。お気に入りのチームが敗退した場合は再度チームを選び直すことも可能だ。
@Spodigi_K ⚽️ (Origi, 51’) pic.twitter.com/nlKo47V7SD
— The Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) 2019年1月7日
現在、このハイライト動画配信は、アメリカ、インド、タイ、ブラジル、エジプト、ナイジェリアを含む10以上の国の、アーセナル、チェルシー、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナムのファンが対象となっている。
TwitterとFAは、今後もこの機能が利用できるクラブと国を拡大していく予定だという。
■ファンに正確にコンテンツを届けることが可能に
Twitterの大きな特徴はそのリアルタイム性にあり、多くのクラブや大会の公式アカウントが試合中に何かアクションがあるたびにツイートして、ファンにコンテンツを届けている。しかし、通常のタイムラインに投稿する形では、ファンがそのツイートを見逃してしまう可能性がある。国外のファンであれば、時差の問題などでリアルタイムに試合や公式Twitterを見ることは難しいだろう。
しかし、この機能で直接動画を送る形を取れば、ハイライト動画を正確にファンに届けることができる。事前に承認を得るため、ファンに不快感を与えないということもポイントとなっている。ファンとしても公式アカウントから直接送られてくるため、より親近感を感じるだろう。
FAのマーケティング本部長であるジョージア・ルイス氏は「Twitterとのパートナーシップは、この大会がファンエンゲージメントの最前線であり続け、世界中のファンが日々のスケジュールやロケーションにかかわらず、試合にライブアクセスするために不可欠なものです」と述べ、このDM Botを活用してファンとのエンゲージメントを高めていきたいという意志を示している。
■スポンサーに新しい価値を提供するチャネルへ
この新機能は、スポンサーに新しい価値を提供しマネタイズにつながる可能性を秘めたものだ。事実、タイトルスポンサーであるエミレーツ航空の露出は増えている。
DM Botでハイライト動画の受け取りを承認したファンは「コアファン」として定義付けすることができる。そのコアファン一人ひとりに直接アプローチできることが、この施策のマーケティングチャネルとしての最大の特徴といえる。
今はハイライト動画の配信のみだが、環境が整備されれば、コアファンに向けたスポンサーとのタイアップコンテンツの配信や新たな広告枠の設置なども可能になり、スポンサー企業のアクティベーションをより支援できるようになるだろう。そうなれば、スポンサーに新しい価値を提供でき、スポンサー収入の増加も期待できる。
ルイス氏が述べるように、現代ファンのスポーツメディアの消費は多様化しているため、各メディアの特性とそれに接触するファンの特徴を理解した上で、施策を練ることが求められている。そうした意味で、今回のTwitterとFAによるこのDM Botは新たな可能性を生むものであり、今後も注目していくべき事例であろう。
【了】
記事提供:SPODIGI
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
<SPODIGIとは?>
デジタルマーケターが運営する、スポーツとスポンサーに焦点を当てたスポーツビジネス考察サイト。
スポンサーシップの権利活用(スポンサーシップのアクティベーション)を題材にした、スポーツビジネス・マーケティングの実例記事を掲載。
Jリーグ、海外サッカーチーム、オリンピックなどのスポンサー企業一覧(簡潔な会社概要付き)も随時更新中。
https://spodigi.com/
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
-
実施場所:大和高田市内の公立中学校実施時期:2024年9月~2025年1月活動内容:休日の部活動を地域クラブ活動化し、学校管理外とした練習及び大会引率等の実施業務 :スケジュール調整、種目指導、活
-
【求人情報】株式会社ダブルカルチャーパートナーズ/グッズの企画製造〈正社員〉
【業務内容】グッズの商品企画・立案コンテンツ/IPホルダー、メーカーとの打ち合わせ、交渉グループ関係会社との打ち合わせ、交渉および社内他部署との連携POP UP・展示会等の販売企画・立案【必須スキル】
-
【募集職種】 編集・ライティング 【業務内容】 自社メディアのコンテンツディレクター (雑誌&WEBメディアの編集・企画・ディレクション) 【応募資格】 大卒以上 職種未経験NG 業種未経験OK〈必