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バスケット中国代表の若き司令塔がジョーダン・ブランドと契約。 オリジナルシューズの提供を受ける世界初のアスリートに

2017年08月22日 コラム Written by 川内 イオ

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 バスケットボール界のレジェンド、マイケル・ジョーダン氏が現役時代に履いていたシューズ「エア ジョーダン」などに使用されていたロゴ「ジャンプマン」を記憶している人も多いだろう。当時、ジャンプマンの人気は世界に拡大し、1997年には、ジョーダン・ブランドとして独立。ナイキの完全子会社となり、「ジャンプマン」はバスケットの枠を超えた。
 アメリカンフットボール、メジャーリーグ、ボクシングなどのスターアスリートたちと契約し、人気を博したのだ。

 もちろん、バスケット界でもいまだに存在感を示している。2017-18シーズンからNBAのユニフォームサプライヤーがナイキになったこともあり、ジョーダンが2010年から筆頭オーナーを務めるシャーロット・ホーネッツのユニフォームは、NBAで唯一、ナイキのロゴ「スウッシュ」ではなく「ジャンプマン」が使用されて話題になった。

 そして今夏、ジョーダン・ブランドは初めて中国人選手と契約を結んだ。中国プロバスケットボールリーグの遼寧衡業フライングレパーズでプレーする中国代表の若き司令塔、グオ・アイルン(郭艾倫)だ。

 この契約で注目すべきは、ジョーダン・ブランド初のオリジナルシューズの提供だ。グオ・アイルンは、ジョーダン・ブランドのオリジナルシューズを履いて試合に出場する世界初の選手になり、このスポンサー契約で年間300万ドルを得ると報じられている。

 中国プロバスケットボールリーグは、中国のスポーツメーカー「リーニン(李寧)」とサプライヤー契約を結んでおり、2016-17シーズンには全ての選手がリーニンの靴を履くことを求められていた。また、グオ・アイルン自身もリーニンと契約していたが、リーグとしても個人としても2016-17シーズンでリーニンとの契約が切れたことで、今回のジョーダン・ブランドとの契約が可能になった。

 NBAと中国の関係は深く、1987年にNBAの放送が始まり、近年では数億人がNBAのリーグ戦年間400試合を無料で視聴しているとされる。また、NBAは中国の杭州、済南、ウルムチの3都市でNBAアカデミーを立ち上げ、定期的に中国にコーチを送りこんできた。しかし、中国のレジェンドプレーヤー、ヤオミン(姚明)に続く地位を確立する選手は生まれておらず、NBA、中国どちらもNBAで活躍するスターを待ち望んでいる。

 グオ・アイルンは今、NBAと中国、そしてジョーダン・ブランドからも、近い将来、NBAで活躍する可能性がある選手として大きな期待を集めている。

【了】

川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。
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