MLBのスター選手がお菓子ベンチャーを起業! 全米、世界展開も見据えてオリジナルお菓子を発売
2017年05月26日 コラム アスリートマネジメント/セカンドキャリア Written by 川内 イオ
アメリカのメジャーリーグ(MLB)のスター選手、デトロイト・タイガースに所属する強打者のミゲル・カブレラが、ユニークなビジネスを始めて話題になっている。
2012年、MLBでは45年ぶりに打撃の三冠王を成し遂げたミゲル・カブレラが、5月19日にタイガースの本拠地コメリカ・パークで記者発表したのは、チョコレートスナックのオリジナルブランド「Miggy's BitBits」(1.09ドル)。チョコレート、イチゴチーズケーキ、ホワイトチョコレート、ピーナッツの味がある。
製造するのは、同選手がビジネスパートナーと共に2016年に立ち上げたベンチャー、Miggy Foods(ミギーズ・フード)。最初の商品となる「Miggy's BitBits」は、コメリカ・パークで独占販売された後、ミシガン、フロリダ、そして全米に販売網を広げていく計画で、最終的には海外展開し中南米、カリブ海諸国、その他の国での販売をもくろむ。
記者発表では、同時にミギーズ・フードがタイガースと複数年にわたる広告の出稿契約を結んだことが明かされ、コメリカ・パークの外野の壁、タイガース側のダグアウト、スタジアム内のLEDボードに「Miggy's BitBits」の広告が掲載されることになった。
シリアルバーの発売はミギーズ・フードの第1弾で、今後はチョコレートバー、ボンボン、クッキーなどにまで商品を拡充し、マイアミに巨大な製造施設の建設も予定している。
ビジネスパートナーが実務を担うとはいえ、現役選手のサイドビジネスとは思えないほど本格的な事業展開だが、実はこのお菓子ベンチャーはカブレラにとって2社目の起業で、オリジナルのファッションブランドも立ち上げている。同じく5月19日には、2012年のトリプルクラウン(三冠王)のクラウン(王冠)とMiguelのMを組み合わせたキャップ「ミギーハット」の発表会を催した。
なぜ、現役中にビジネスを手掛けるのか。この疑問に対し、現在34歳のカブレラは、「42、43歳まで野球を続けたい」という希望を持っているが、野球選手としてのキャリアを終えた後の人生設計として起業したと明かしている。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。
新刊『BREAK! 「今」を突き破る仕事論』(双葉社)を発売中。http://u0u0.net/Ct2N
-
実施場所:大和高田市内の公立中学校実施時期:2024年9月~2025年1月活動内容:休日の部活動を地域クラブ活動化し、学校管理外とした練習及び大会引率等の実施業務 :スケジュール調整、種目指導、活
-
【求人情報】株式会社ダブルカルチャーパートナーズ/企画営業〈正社員〉
【業務内容】トークイベントの企画・運営グループ関係会社との打ち合わせ、交渉および社内他部署との連携スケジュール管理メディアリリース【応募資格】 学歴不問 営業未経験者歓迎!人柄を重視いたします。【望
-
【求人情報】株式会社ダブルカルチャーパートナーズ/グッズの企画製造〈正社員〉
【業務内容】グッズの商品企画・立案コンテンツ/IPホルダー、メーカーとの打ち合わせ、交渉グループ関係会社との打ち合わせ、交渉および社内他部署との連携POP UP・展示会等の販売企画・立案【必須スキル】